見事全国制覇を成し遂げ父親の河瀬泰治氏と笑顔で握手を交わす東海大仰星の河瀬諒介=花園(撮影・持木克友)

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 「全国高校ラグビー・決勝、東海大仰星27-20大阪桐蔭」(8日、花園ラグビー場)

 自分に続いた息子の勇姿を目に焼き付けた。東海大仰星のWTB河瀬諒介(3年)の父で元日本代表FW・泰治氏(大工大高=現常翔学園)もスタンドで観戦。自身も1977年度大会で花園Vを経験しており「ようやった。これで親子優勝ですわ」と感慨深げだった。

 最後まで緊張しながら見ていた。この日の試合では河瀬のGK失敗が続いた。泰治氏も“あの日”のことが脳裏を過ぎったという。

 「また、去年みたいな派手なこと(ミス)をしてくれたと思いました」。東福岡との前回決勝では、7点ビハインドで迎えた終了間際にゴールラインまで10メートルに迫りながら河瀬が痛恨のノックオン。それでも、この日は20-20の同点で迎えた後半23分で河瀬がトライを奪い、最後はきっちりとGKを成功。このリードを守りチームは2大会ぶり年5度目の花園V。優勝に貢献した息子の姿に泰治氏も「勝ってホッとしています」と安堵(あんど)の表情だった。

 この1年間、成長を見てきた。「この1年、練習後にジムに行って一生懸命トレーニングして体も大きくなっていた」。優勝を喜ぶ息子ら選手を見る泰治氏の瞳は少し赤くなっていた。