年初め恒例番組の『必殺仕事人』(テレビ朝日系)が1月7日に放送された。本作は江戸の町を舞台に、金銭と引き換えに依頼人の恨みを晴らす闇の稼業“仕事人”たちの活躍を描く時代劇の人気シリーズ。2014年から恒例のキャスティングで、東山紀之、松岡昌宏、知念侑李ら、ジャニーズタレントが出演した。

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 ある男がヤクザに娘を殺され、彼らに対する復讐を、殺し屋稼業の元締めである花御殿のお菊(和久井映見)が引き受け、小五郎(東山紀之)、涼次(松岡昌宏)、陣八郎(遠藤憲一)に依頼。だが、その中でも、彼らの子分的存在リュウ(知念侑李)は、世のため人のためにやるのではなく、金のためにやるのなら、殺し屋稼業を辞めたいと思っていた。

 その件からしばらく経ち、小五郎は、家庭環境に恵まれない子どもらを預かるすずらん塾を訪れる。また、その頃から相次いで街中で自爆事件が起こる。そして、それはすずらん塾を束ねる黒幕・壬生の幻楼(奥田瑛二)が、子どもたちをその環境に追いやっているのは醜い金持ちたちだと洗脳し、やつらを殺すため彼らに自爆事件を起こさせていたと判明。そのあかつきに、新たな秩序の形成を計画していた。

 さらに、ある日階段の角に後頭部をぶつけ、記憶喪失していたリュウ。すずらん塾の幻楼らの用心棒・雀蓮(間宮祥太朗)に鍛えられ、計画の邪魔する者を殺すよう洗脳させられていた。果たして、幻楼の計画は阻止され、小五郎らはリュウを取り戻すことができるのか……。

 もともと身体能力と演技力に定評のあった知念。彼に対しては、ファンの間で「細かい表情の変化や仕草、立ち回りも素晴らしい。知念君は役者としてもやっていける」といった声も上がっていた。また、一度裏切ったリュウ役の知念を、仲間の小五郎役である東山、涼次役の松岡らが取り戻す流れに対し、「命懸けで救っていく姿が美しい」といった内容のツイートも見られた。そこで助けに行く姿は、さながら、東山と松岡に愛される後輩・知念を思う気持ちとも重なるだろう。

 同作の記者会見にて、知念は「『必殺』チームの皆さんが受け入れてくれるのか、東山さんと松岡君とうまくやっていけるのかという不安はあったんですけど、すごく温かくて、一員になれて良かったです」と、その心情を明かしていた。そんな知念を、東山は「修業、大変でしたね」とねぎらい、松岡は「結構入ってきた時から、腹すわってましたけどね。みんなにかわいがられるんですよ。スタッフのマスコットですから。お菓子をいっぱいもらって、1回食い過ぎて太ったもんな?」と語っていた。実際の先輩後輩の愛を感じさせる一幕だ。

 劇中でも現実でも愛され役の知念。シリーズを経て、外見、中身とともに、成熟したリュウを演じ、殺し屋稼業を支える存在になっていくのだろう。(梅澤亮介)