見た目にも面白い日清食品の社史

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 退屈すぎて社員にすら読まれていない──会社の歴史が書かれた「社史」の、イメージは見事に覆される。社史編纂に会社を挙げて取り組み、見応え、読み応えのある社史を作った企業がいくつも存在するのだ。

 日本最大の社史コレクションを誇る神奈川県立川崎図書館所蔵の「見て刺激的、触って興奮」の“ビジュアル系社史”を紹介する。

 見た目に面白い社史の筆頭が、「チキンラーメン」の袋を模した『日清食品50年史』。ブックケースの麺は厚盛り印刷で本物の麺のように立体的に作られ、中身は「創業者・安藤百福伝」。

 写真を中心にまとめた「50年史」、そして同社のCMなどを網羅したDVDの3分冊で構成され、DVDケースは飛び出す絵本となっている。

 このユニークな社史の編纂を手がけたカップヌードルミュージアム(横浜市)の筒井之隆・館長は「厚くて文章ばかりで、枕にはなるが読む気はしないというものではなく、とにかく楽しく、おいしそうな社史をつくりたかった」と話す。

 同社は60周年を迎える2018年夏に、創業者をサムライに見立てた漫画を収録した「ハードボイルドコミック社史」を発行予定だ。

※週刊ポスト2018年1月12・19日号