フィギュアスケートの羽生結弦【写真:Getty Images】

写真拡大

NYタイムズ紙の異例特集の米記者証言が“今週の米スポーツ界名言10傑”に選出

 フィギュアスケート羽生結弦(ANA)は右足首の故障でグランプリ(GP)ファイナル、全日本選手権の欠場を余儀なくされたが、連覇を目指す平昌五輪の代表メンバーに選出。今週、米地元紙「ニューヨーク・タイムズ」が異例の特集を展開し、反響を呼んだが、記事内で紹介された羽生のカリスマ性を表現した専門家の証言が、米スポーツ界の名言の一つに選出している。

 年が明け、2018年も早くも盛り上がりを見せるスポーツ界。そんな中、今週のスポーツ界の名言トップ10を企画したのは、米地元紙「クーリエ・ジャーナル」だった。

 テレビ、新聞、ツイッターなど、米メディアにおける国内スポーツ界で残された秀逸なコメントを格付けしたもので、羽生のカリスマ性を表現した“ある言葉”が、堂々の2位に選出された。

「マイケル・ジャクソンの絶頂期か、法王に謁見する時を想起させるんだよ。最初にハニュウを目にした人々は狂乱状態になるか、感動のあまりに泣いてしまうんだ。彼らの人生が満たされてしまったかのように。クレイジーだよ」

 これは、地元紙「ニューヨーク・タイムズ」の羽生特集で紹介された、20年以上フィギュアスケートに携わるジャッキー・ウォン記者の証言だった。

米国人以外への言及は唯一、復活を目指す王者に集まる海外の高い注目度

 羽生の華麗な舞いを目の当たりにした観衆の反応に注目し、感動を呼び起こすカリスマ性は、伝説の“キング・オブ・ポップ”か、ローマ法王のようと称賛されている。

 羽生といえば、ただ強いだけではない神々しさに表現力豊かな海外メディアから、粋な言い回しで表現されることは少なくないが、長年取材しているベテラン記者の表現はひと際、目を引いたようだ。

 今回のスポーツ界名言トップ10でアメリカ人以外への言及は、羽生が唯一となっている。平昌での復活パフォーマンスは、海外からも高い注目度を誇っているようだ。(THE ANSWER編集部)