『GENERATIONS高校TV』はなぜ人気? メンバーの親しみやすさと企画意図から読む

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 1月1日に初のベストアルバム『BEST GENERATION』『BEST GENERATION(International Edition)』をリリースし、1月8日付オリコン週間CDアルバムランキングではそれぞれ初登場2・3位にランクイン。GENERATIONS from EXILE TRIBEは2018年、幸先の良いスタートをきることができた。今年の春には、初のドームツアー『GENERATIONS LIVE TOUR 2018 “UNITED JOURNEY”』の開催も控えており、彼らの活動規模は広がりの一途を辿るばかりだ。

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 そんなGENERATIONSの活動は、音楽だけでなくバラエティ番組にまで及ぶ。同グループ初の冠番組である『GENERATIONS高校TV』(以下:GENE高)は、AbemaTVとテレビ朝日で現在放送中の青春バラエティ番組。メンバーが全国の高校を訪問し、リアルなスクールライフを体験レポートする姿が若者を中心に人気を博している。この『GENE高』の魅力は、どんなところにあるのだろうか。

 『GENE高』では、メンバーが高校の授業や部活動に参加し、ときには学生たちとサッカーやバスケットボールなどで真剣勝負を行うことも。そんな『GENE高』を見ていて驚いたのは、学生たちが少し年齢の離れたメンバーともすぐに打ち解けられることだ。今やお茶の間の人気者として知られる関口メンディーをはじめ、お調子者のリーダー・白濱亜嵐や、真面目な性格で知られる中務裕太など、メンバーの性格は様々。また、数原龍友がふざける場面を、片寄涼太が制するといったボーカリスト同士の掛け合いも見られるほか、そんな光景を見て笑うグループ最年少の佐野玲於や、番組MCを務めるしっかり者の小森隼など、個性豊かなキャラクターが揃っている。

 普段からプライベートでの交友をSNSにアップしているほか、クリスマスにはメンバーの自宅でパーティを開くといったエピソードを披露するなど、グループ仲が良いことで知られるGENERATIONS。そんな彼らの仲の良さや親しみやすさが伝わるからこそ、学生たちも自然と心を開くことができるのだろう。あわせて、実際の高校生とも遜色ないメンバーたちのお茶目なやり取りに、我々視聴者も声を上げて笑ってしまうのだ。

 実際に、福島県いわき市の磐城第一高等学校を訪問した放送回を例に挙げたい。この回では、歌曲「さくらさくら」を練習する琴の授業に参加。メンバーが生徒たちに混じり「さくらさくら」を練習、そして披露する場面では、白濱がボイスパーカッションを挟んで遊ぶ姿が。さらに、関口や数原が琴を膝に乗せたパンクな演奏を披露するなど、それぞれのキャラクターにあわせた戯れも見られた。また、卓球部の練習に参加し、メンバーと部員で試合を行なった際には、白濱と数原が、関口と小森のパーカーのフードへピンポン球を入れることに夢中に。いたずら好きな男の子を見ているかのような彼らのやり取りに、思わずその場は大きな笑いに包まれた。『GENE高』で見せる彼らの素顔は、ステージで見せる表情とはまた異なり、まさしく“普通の男の子”そのものだ。GENERATIONSの親しみやすさとコミカルな掛け合いを見れることが、『GENE高』が人気である理由のひとつなのだろう。

 さらに『GENE高』には、番組定番企画として「ダンスプラクティス動画」の撮影がある。これは、メンバーと訪問先のダンス部が、GENERATIONSの楽曲を一緒に踊り、その模様を撮影するというもの。蝶が羽ばたくような振り付けの代表曲「AGEHA」や、“ピーカーブーダンス”で話題となった「BIG CITY RODEO」など、ファンと一緒に踊れる振り付けを各楽曲中に設けている、GENERATIONSならではの試みだろう。また、この動画撮影は体育館や校庭などで行われ、授業や部活動を通してメンバーと触れ合う機会のなかった学生も、彼らのパフォーマンスを真近で見ることができる。『GENE高』の意図する学校を盛り上げるための企画としてふさわしいものであり、彼らのアーティストとしての顔も伺い知ることができる。その名の通り若い“世代”を盛り上げるべく、GENERATIONSは全国の高校生と積極的な交流を行なっているのだ。

 メンバーそれぞれのキャラクターと、アーティストとしての二面性を楽しめる『GENERATIONS高校TV』。さらに、『GENE高』で磨いたバラエティ力を発揮することができる新番組『GENERATIONSのコラボレーションズ』(日本テレビ)の放送も1月8日からスタートする。同番組は、芸能界ではまだまだ若手であるGENERATIONSが、人生の先輩から新たな楽しみを学ぶべく、意外な場所で行われている芸能人の会に潜入するといった内容。今年の春にドームツアーの開催を控える彼らの素顔を、『GENE高』や『GENEコラ』を通じて見てみるのも面白いかもしれない。(青木皓太)