「日本の人気商品は海外の人にも通じるのか?」がテーマの本連載。今回は「明治ブルガリアヨーグルト」で知られる、ブルガリアの方を招集しました。その名作を含む、日本で有名な4つのヨーグルトをテスト! 5点満点で評価してもらいました。

 

【採点した人】

(左)ニーナ・イレヴァさん
ソフィア出身。ヨーグルトをスープに入れて食べることもあります。

(中央)ミグレナ・ジェレヴァさん
チルパン出身。朝はもちろん夜も、1日約450gのヨーグルトを食べます。

(右)ボジャナ・スラヴェヴァさん
ソフィア出身。ヨーグルトを果物やオーツ麦と一緒に食べるのが日課です。

 

【テストした日本のヨーグルトはコレ!/エントリーNo.1】

雪印メグミルク

ナチュレ 恵 megumi  259円(400g)

2つの善玉菌、ガセリ菌SP株とビフィズス菌SP株を使用した特定保健用食品です。

 

【5点満点で評価】

ニーナさん:4.0

ミグレナさん:2

ボジャナさん:3.5

→total 9.5/15.0

「クリーミーすぎて、ブルガリアの味とは違う印象。これで甘かったらデザートね」(ミグレナさん)

「酸味が弱くて日本人向けかもしれないけど、私は好きな味よ」(ニーナさん)

 

【テストした日本のヨーグルトはコレ!/エントリーNo.2】

森永乳業

ビヒダス プレーンヨーグルト 226円(400g)

腸内の調子を整えるトクホ食品で、酸味を抑えたまろやかな味になっています。

 

【5点満点で評価】

ニーナさん:3.0

ミグレナさん:3.0

ボジャナさん:3.5

→total 9.5/15.0

「プルンとしていて色が白すぎ。ちょっと不自然ね」(ニーナさん)

ブルガリアヨーグルトらしい酸味がなくて、ほんのりビターなテイストを感じるわ」(ミグレナさん)

 

【テストした日本のヨーグルトはコレ!/エントリーNo.3】

グリコ

BifiX ヨーグルト 197円 (375g)

ほのかな甘みの加糖タイプで、寒天を使った固めの食感も特徴です。機能性表示食品。

 

【5点満点で評価】

ニーナさん:2.0

ミグレナさん:2.5

ボジャナさん:4.0

→total 8.5/15.0

「ゼリーのような口当たりで、甘酸っぱい。これはヨーグルトというよりデザートね」(ニーナさん)

「私は甘いヨーグルトとしてなら、おいしいと思うわ!」(ボジャナさん)

 

【テストした日本のヨーグルトはコレ!/エントリーNo.4】

明治

明治ブルガリアヨーグルト LB81プレーン 280円(450g)

ブルガリアで使われているヨーグルト菌を使った約40年売れ続けるロングセラーです。

 

【5点満点で評価】

ニーナさん:4.0

ミグレナさん:5.0

ボジャナさん:5.0

→total 14/15.0

「これこれ! 酸味のある爽やかなアフターテイストがブルガリアの味よ!」(ミグレナさん)

「おばあちゃんが作る懐かしいヨーグルトの味がするわ!」(ボジャナさん)

 

酸っぱくて爽やかなのがブルガリアの味の特徴

ブルガリア」といえば、ロングセラー商品の名前になっていることもあり、ヨーグルトを連想する人は多いはずです。事実、ブルガリアにおいてヨーグルトは、記念日があるほど国民的な食べ物です。そこで今回は大手メーカーの定番ヨーグルトを集め、食べ比べてもらいました。

 

「ゼリーみたいなタイプやクリーミーな口当たりは、伝統的とは言えないわね」(ミグレナさん)

 

彼女たちが親しんできたのは、自然に固まったヨーグルト。固すぎ、柔らかすぎの食感はNGらしい。では、味のほうはどうでしょうか。

 

「ミルクの香りと酸味が大切ね。日本のヨーグルトに比べると、ブルガリアの味は酸っぱくて、香りも爽やかだと思います」(ボジャナさん)

 

そのなかで、彼女たちを感動させたのはやはりあの名作でした!

 

「明治はまさにブルガリア! 故郷の味がするわ」(ニーナさん)

 

結果は揺るがず点数も圧倒的。商品名は伊達じゃなかった!

 

【今月の1番人気】開発時の努力が ブルガリアと同じ味を生み出した

 

本場の味を再現するために、本国からサンプルを持ってきて試行錯誤を重ねたといいます。そしてブルガリアから国名の使用許可も取得。すでにお墨付きの味でした。

 

取材協力:LIFE PEPPER

外国人ネットワークを活用し、日本企業の海外進出支援とインバウンド観光支援を行う総合海外マーケティングの企業。市場調査からWeb広告までサービスの幅は広く、外国人のアサインも可能。本記事はLIFE PEPPERの協力のもと提供しています。