MPCが設置されたアルペンシアリゾートコンベンションセンターなど(資料写真)=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】来月9日に開幕する平昌冬季五輪・パラリンピックで、世界のメディアの拠点となるメインプレスセンター(MPC)が今月9日、本格的な運営を開始する。

 大会組織委員会によると、MPCでは世界各国・地域のメディア関係者約3000人が取材活動を行う。

 MPCは通信施設など各種の施設を提供し、24時間運営される。

 歴代の五輪でMPCは氷上競技の会場付近に設置されたが、今大会は雪上競技が実施される平昌と氷上競技が行われる江陵から近く、各会場への移動が便利な平昌に設けられた。

 フィギュアスケートやアイスホッケー、カーリングなどが行われる江陵コースタルクラスターにもメディアワークルーム(180席)を設置し、取材活動を支援する。

 MPCは3棟で構成されている。MPC1には記事の作成などを行うワークルーム(プレス400席・フォト100席)や記者会見場、食堂、ラウンジ、洗濯室などが設けられた。大規模記者会見場のMPC2は500人の収容が可能で、国際オリンピック委員会(IOC)主催の公式記者会見などが行われる。日本語を含む6言語の同時通訳サービスも提供する。MPC3は有料賃貸施設で、大規模な報道陣を派遣するメディアのブースが設けられる。平昌五輪の主管通信社である聯合ニュースやAP通信、共同通信、時事通信、新華社など33社のメディアが利用する。また、2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会や22年北京冬季五輪組織委員会などの事務所も設置される。

 一方、中継放送の拠点となる国際放送センター(IBC)は昨年に完成し、五輪ホスト放送局のオリンピック放送機構(OBS)と米国の主管放送局であるNBCの関係者がすでに大会準備を行っている。

 IBCは約60社の放送局関係者約1万人が利用する。