不安になるほどめちゃ安! デカ盛り!でもしっかりと美味い!さらには幸福に満たされる⁉︎その秘密はどこに⁉︎

価格の破壊王は
本当に庶民の味方か?

 安いけど料理人の温かみを感じない単調な味……。そんな激安店にはもううんざり!「安いのに温かい、安いのに美味い、安いのにお腹いっぱい」心も舌も財布も全方位をぐるっとカバーする、『おと週』厳選のスゴ腕&スゴ価格の店をご紹介!!

 価格破壊? でも、人の温かみが続く人情店なのです。

定食酒場食堂(最寄駅:曙橋駅)

これが衝撃の300円以下!
味・量満たすスゴ定食だ!

 ド肝を抜かれるのは、なんといっても看板メニューの「288円定食」。ご飯も味噌汁もおかわり自由な上、生卵も1個サービスで付いてくる。同店舗でBar をしていたオーナーの天野雅博さんが、好評だった昼の弁当販売を「食堂+酒場」というスタイルにして始めた店だ。安さの秘密は現金取引で大量の仕入れを行うこと。

 懐かしい昭和風メニューが多く、友達の家で大盛りの夕飯を出された時のような感覚に。店主がほぼひとりで一所懸命に調理しているので、夜はすぐに出てくるメニューをつまみつつ、ボリューム満点の“激安めし”をのんびり待つべし!

写真:日替わり定食 288円 

「安い」は「あったかい」!
ヘコんだら激安を食え

「安い」の裏側には、オートメーション化や工場生まれの単調な味が付きもの。それを「ま、
安いし」と深く考えずに口に運ぶ……のが常だったはずだが、「安いのに心がグイグイあった
かくなる」を実現させているのが『ぶらり四谷』、『ねこ膳』、『250 にこまる食堂』だ。

 おかずを頼んだらまずは皿とじっくり向き合ってもらいたいのだが、パウチからさっと出てきたわけではない、不揃いでちょっぴり不格好な料理たちがどかーん! とブ厚く盛られている。この人間臭さに、ぐっとくるのだ。落ち込むことがあったら、この3店舗でもりもりと食事することをぜひおすすめしたい。

飲食笑商何屋 ねこ膳(最寄駅:新宿三丁目駅)

 旨い安い居心地よし! の太鼓判店。新宿で24時間・年中無休営業にも関わらず、50円から小鉢、500円から定食が楽しめる。ほうれん草のおひたしやコロッケひとつをとっても、手作りの味で心からほっとできる店。またつやつやと光った精米したての白米が美味しい! 大盛り(無料)でもすいすいと食べられる。ちょい呑みからしっかりとした食事までメニュー豊富のため、どれで腹を満たそうか迷ってしまうほどだ。

出典: https://matomeshi.jp/articles/2463

写真:ねこ膳ミックス定食 630円 (コロッケ1コ、チキンカツ1コ、ウィンナフライ2コ)

250 にこまる食堂 本店(最寄駅:根岸駅)

 メニューは丼、定食、うどんやそばにカレーとバラエティ豊か。量も女性にはだいぶ多めのひと皿を250円から提供。安さの秘密は、ひきこもり経験者や元不登校など、世の中になじめずにいた若者たちの自立就労支援の場として運営されている食堂のため。温かくて美味しい食事をするだけで15歳〜 34歳の男女の応援につながる、しかもほぼ原価に近い値段で満腹になれるとあって、地域の人に愛されている食堂だ。

出典: https://matomeshi.jp/articles/2464

写真:月替わりメニューポテコンビーフ丼 250円(非会員350円)

『原価率研究所』はムダを排したシンプルな味と店構えだが、カレー一杯にこめられた「誰もがいつでも、食べたいときに食べることができる場所を作りたい」という思いはやたらに熱い。どのお店も、千円でお釣りがじゃらじゃら来る店にも関わらず、作り手の顔がお客に届く熱量をもった食堂なのだ。誠意の安さを、ありがた〜く頬張るべし!

原価率研究所 竹ノ塚店(最寄駅:竹ノ塚駅)

 カレーは200円から。写真はトッピングしたチーズカレー。味は奇をてらうことのないごく普通の味だが、大き目の鶏肉が入り、ごはんがみっちりと盛られ1杯で満腹に。JR 竹ノ塚駅から徒歩10分と遠いが、シンプルな味と驚きの安さにテイクアウトも含め訪れる客が絶えない。「誰もがいつでも、食べたい時に食べることができる場所を」というポリシーの元、ムダの無いシンプルなカレーを万人に届けている。

出典: https://matomeshi.jp/articles/2465

写真:カレー 200円

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