薩摩の下級武士から「革命家」へと躍進した男の波乱の生涯が、中園ミホ脚本で描かれる

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冬ドラマの相関図を放送曜日ごとに紹介する同記事シリーズ、今回の日曜ドラマ編は、松本潤主演の「99.9」第2シーズンや、山崎賢人ドラマ初主演作「トドメの接吻(キス)」など名作候補揃い。そして、いよいよ1月7日より鈴木亮平が西郷隆盛を演じる「西郷(せご)どん」がスタートする。豪華ラインアップの日曜日放送ドラマの人間関係が一目で分かる相関図とストーリーを紹介!

【写真】桜島をバックに立つ鈴木亮平。桜島に負けないエネルギーの若き隆盛が表われている/(C)NHK

■ 明治維新を成し遂げた男の波乱の生涯を描く 大河ドラマ「西郷どん」

激動の時代の中で唯一無二の革命家へと覚醒し、明治維新を成し遂げていった西郷隆盛。彼の生涯を、原作・林真理子×脚本・中園ミホ×主演・鈴木亮平で描く。

薩摩(鹿児島)の貧しい武家に育った西郷吉之助(隆盛)は、困った人を放っておけない心優しき熱血漢で、男にも女にもモテモテ。しかし、幼少期は負けん気の強いガキ大将で、それが災いして友人とけんかをし、得意の剣術ができない腕になってしまった。希望を失い落ち込んでいるとき、偶然知り合った島津斉彬(渡辺謙)から世界の大きさを教わった吉之助は、未来への希望を膨らませるのだった。

作品のテーマの一つになっているのが「失敗する男」。制作統括の櫻井賢は「2度の島流しや3 度の結婚など、波乱に満ちた人生を経て西郷隆盛は成長していきます。西郷は何度も失敗し、壁にぶち当たる。『失敗は許されない』という非常に息苦しさを感じるこの御時世(笑)。失敗しても壁を乗り越えていく西郷の姿にわくわくします」と明かした。

'17年の夏に行われた鹿児島ロケでは、地元の協力を全面に受けて撮影を敢行。西郷隆盛に縁の深い土地や島津斉彬がこよなく愛し、篤姫も足を運んだという島津家の別邸・仙巌園などが数多く登場する。また、地元の方々がエキストラとして参加。全員が前のめりになって薩摩言葉を迸らせながら、序盤の重要シーンを盛り上げた。そんな撮影の中、エキストラたちは英雄・島津斉彬(渡辺謙)の登場に感激。斉彬が集団に投げ掛けるせりふに感極まり涙を流す人もいたという。

■ 山崎賢人が門脇麦のキスで死を繰り返す「トドメの接吻」

愛を捨てた“クズ男”が、謎の“キス女”のキスによって時間を繰り返しながら、金と権力を追い求めていく姿を描く。

ホストクラブ「ナルキッソス」のナンバーワンホスト・旺太郎(山崎賢人)は、女性客をもてあそぶクズ男。クリスマスイブの夜、ナルキッソスに資産100億のホテル王の娘・美尊(新木優子)が来店すると、旺太郎は美尊をものにしようと張り切る。しかし、突然現れたサンタクロースの恰好をした女(門脇麦)にキスをされ、息絶えてしまう。意識を取り戻した旺太郎は、7日前に時間が戻っていることに気づく。困惑しながらも同じ日常を繰り返し、イブの夜を迎えた旺太郎の前に、再び“キス女”が現れ、旺太郎はまたもやキスで殺されてしまう。

脚本は、いずみ吉紘。「デスノート」('15年、日本テレビ系)でダークヒーローを描いたいずみが、“クズ男”をどのように描くのか注目だ。また、ドラマのポスター撮影では、門脇麦が山崎賢人に“死の接吻”をしようとするカットを撮影。山崎賢人が試行錯誤しながら、さまざまな表情を披露していく中、何かをたくらむように妖しげにほほ笑むと、プロデューサーからは「ああ〜!」と納得の声が。その反応に、山崎賢人も「正解(の表情)出ました?」と、思わず前のめりで仕上がりをチェックしていた。

■ 松本潤&香川照之の名コンビ再び!「99.9-刑事専門弁護士- SEASON II」

'16年4 月期に放送された、松本潤主演のリーガル・エンターテインメントドラマの第2シーズン。刑事事件を専門に扱う型破りな刑事専門弁護士・深山大翔(松本潤)が、99.9%有罪が確定している事件に残された0.1%の事実を追求していく姿を描く。

斑目法律事務所の刑事事件専門ルームでは、常識外れな調査をする深山に不満を持つ弁護士が次々と辞めてしまい、室長も定着せずにいた。それを見かねた所長の斑目(岸部一徳)は、元室長の佐田(香川照之)を再び刑事事件専門ルームに呼び戻すことに。ある日、斑目法律事務所に、友人の弁護依頼の付き添いで、元裁判官の弁護士・舞子(木村文乃)が現れる。舞子の経歴を知った佐田は、刑事事件専門ルームに勧誘する。

松本潤は、新メンバーを加えて復活する同作に、「またこのチームで作品を作れることに興奮しています。深山大翔という人は僕にとって思い入れのあるキャラクターです。全スタッフで細部にまで拘り、楽しんで撮影していた日々を思い出します。香川照之さん演じる佐田先生をはじめ、個性豊かなキャラクターたちとの再会が待ち遠しいです。また、木村文乃さんとは初めて共演させて頂きます。新たな共演者の皆様にも楽しんで頂ける現場を一緒に作れたらうれしいです。ドラマの内容同様に最後の最後まで妥協せず、皆様に楽しんで頂ける作品になるよう、頑張ります!」とコメント。

なお監督を務めるのは前作に続き、木村ひさし。自身の好きなプロレスネタやオヤジギャグなど独特な演出は今回も健在だ。

■ 片桐仁に松本潤が愛あるダメ出しを

現場でのいじられキャラは、深山の相棒・明石役の片桐仁。片桐仁がリハーサルで何パターンかの演技を披露するも、なぜか木村ひさし監督はほぼノーリアクション。木村監督に片桐仁は「監督ですよね? 嫌だったら言ってください!」と言うと、そばにいた松本潤が「僕は嫌だな」とポツリ。そんな松本潤に片桐仁は「何でおまえが嫌なんだよ!」と大暴れしながら絡む一幕も。また、明石の決め台詞(?)の「明石、行きまーす!」を久々に放った片桐仁に松本潤は「キレがないよね」とにやり。片桐仁はキレよく言い直すと、にっこりドヤ顔で返した。(ザテレビジョン)