今年も1月5日、自動車業界は日本自動車工業会、日本自動車部品工業会、日本自動車車体工業会、日本自動車機械器具工業会の自動車工業4団体による「自動車工業団体新春賀詞交歓会」でスタート。

以前はホテル オークラで開催されていましたが、数年前からはオークラの改築工事に伴って場所をグランドプリンスホテル新高輪に移して開催されています。

ホテル開催で嬉しいのは駐車場。自動車関係の賀詞交歓会のため、おそらくほかの業種の催しに比べクルマでの来場者の数が圧倒的に多いと思われますが、グランドプリンスホテル新高輪は会場の地下にはたっぷり1000台もが止められる大駐車場が完備され、しかもこの時間はゲートをフリーオープンにしています。確かにこの時間、この駐車場に止めるのは関係者だと思われますし、さらに入庫&出庫時の事前精算機前やゲートには長蛇の列が予想されるため、懸命の判断だと思います。駐車場にはすんなり入れるし、駐車場がいっぱいで止められないということも無いのでとても助かります。

私は開場の15分ぐらい前に会場に到着しましたが、エレベーター前にはすでに黒山の人だかり。ほとんどの方がダークスーツで来ているので、まさに「黒山」です。

開場すると入り口を入ってすぐの場所に金屏風があり、そこに自動車工業会会長をはじめ、国産自動車メーカー各社トップの方々が並んでお出迎え。

会は、日本自動車工業会の西川廣人氏のご挨拶。まずは昨年、日産自動車で起きた完成検査問題の謝罪。先進技術で世界をリードするために各社における技術開発競争をしながらインフラやシステム整備では協調することがさらに重要とスピーチ。

来賓のご挨拶は世耕弘成経済産業大臣と石井啓一国土交通大臣。中でも石井大臣は、「100年に一度の自動車分野の大改革の年。自動運転技術の進化とクルマの電動化において自動車業界と一体となって世界を先導したい」とのこと。

ほかにも多数の国会議員の方が会場を訪れていました。今回は来ていませんでしたが、数年前には安倍首相がいらしたことも。

 

会場では、いろいろな方にご挨拶。最近、新車発表会などにもあまり登場しなくなったスズキの鈴木修会長や、去年の日本カー・オブ・ザ・イヤーでイヤーカーを受賞したボルボ・カー・ジャパンの木村隆之社長はご自身の名刺に「日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞」というシールを貼っていました。トヨタは豊田章男社長はモリゾウステッカーを配っていたとか。私はトヨタの寺師茂樹副社長からご自身の似顔絵ハンコを捺印した名刺をいただきました。すると、寺師副社長は2008年発売13代目クラウンの主査で、その時の「クラウンのすべて」(三栄書房)の使い勝手ページは私が担当していたようです。そんなことを覚えていてくださっていて感謝です。

というわけで自宅へ戻り、去年発売された「歴代クラウンのすべて」を引っ張り出してみてみると、歴代の主査の方が掲載されていて、13代目主査の寺師さんのお姿も。

それにしても10年後にはトヨタの副社長なんて、と思ったら、歴代のクラウン主査の方々は皆さんトヨタの役員になられるなど、今のトヨタを支える偉い方ばかり。クラウンの主査は出世コースのようです。確かにこれは、トヨタ社員の方にとっては「いつかはクラウン」ですよね…。

(吉田 由美)

自動車業界トップが集まる新年会に潜入して気付いた、もうひとつの「いつかはクラウン」(http://clicccar.com/2018/01/07/546668/)