準々決勝東亜学園(東京)対北陸(福井) 第2セット、スパイクに跳ぶ東亜学園・内藤雄太(8)=6日、東京体育館(長尾みなみ撮影)

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 ジャパネット杯「春の高校バレー」第70回全日本バレーボール高校選手権大会は6日、東京・千駄ケ谷の東京体育館で男女の3回戦と準々決勝計24試合が行われた。

 東京都代表は男女3校が出場。準々決勝で、男子の東亜学園は北陸(福井)に、女子の下北沢成徳は奈良女(奈良)に、いずれもストレート勝ちを収め、4強進出を果たした。八王子実践は東九州龍谷(大分)にフルセットの末敗れた。7日の準決勝では、東亜学園が洛南(京都)と、下北沢成徳は金蘭会(大阪)と決勝進出をかけて戦う。

 東亜学園は、習志野、大村工を破る番狂わせで勢いに乗る北陸が準々決勝の相手。全員で仕掛ける得意の時間差攻撃、3枚ブロックのプレッシャーで相手のミスを誘う。内藤や竹沢らのクイックで北陸の守備を崩し、ストレートで下した。

 ハイライトは2セット目の後半。主将の小田島は渾身(こんしん)のスパイクを北陸のコートにたたき込み、歓喜の雄たけびをあげ仲間と抱き合った。「喜びを全部出し、自分たちに勢いを持ってくる」(小田島)の言葉通り勢いづいた。

 3回戦ではフルセットを制したが、攻めきれない場面もみられた。サーブカットと攻撃に課題を見つけ、修正したことが準々決勝の勝利に結びついた。

 ○東亜学園・佐藤俊博監督

 「選手が良く集中していた。センターコートでも浮足立たないで相手と勝負できる思考に持っていく」

 ○東亜学園・小田島拓也主将

 「相手に粘られても慌てなかった。今年こそは佐藤監督を胴上げすることが目標。自信はある」

 3連覇を狙う下北沢成徳は、準々決勝の第1セット序盤から主将の椎名、石川らの積極的な打ち込みでリードを広げ、順調な立ち上がりを見せる。さらに、ミドルブロッカーの大崎を中心とする盤石の守りで、相手の攻撃を寄せ付けない。25−13で奈良女を抑え、このセットを奪う。

 続く第2セットでは、奈良女も鋭いアタックで反撃に転じ、ノーシードからはい上がってきた底力を発揮する。中盤まで一進一退の攻防が続いたが、下北沢成徳は大崎、石川らの強打で流れの引き戻しに成功。最後は25−17で振り切り、セットを連取した。

 下北沢成徳は、3回戦でも安定した試合を展開、長崎代表の聖和女学院を2−0で下した。

 ○下北沢成徳・小川良樹監督

 「ここは絶対にクリアしたいと思っていた。難しい試合になると思ったが、生徒たちはよく集中して戦ってくれた」

 ○下北沢成徳・椎名真子主将

 「2セット目で集中力が切れてしまった部分もあった。次は最後まで集中していきたい」

 八王子実践は、準々決勝で東九州龍谷と対戦。強豪対決となったが、相手の強い攻撃力に屈した。

 第1セットは、セッター籾井を司令塔に、主将の東谷、住田などスパイカーが果敢に攻めた。だが、相手の高いブロックに阻まれ、13−25で落とした。

 第2セットは、相手のライト攻撃を受けながらも、1年生スパイカー川崎が速攻やサーブで勝負をかけ、25−23で制した。

 負けられない第3セットは、東九州龍谷に主導権を握られ、終始追いかける展開となった。最後は相手の主将、中川がレフトから打った速攻を、リベロ森田が拾おうとしたが、果たせず17−25で試合終了。昨年と同様、センターコートへの切符を目前で逃した。

 ●八王子実践・貫井直輝監督

 「ナイスゲーム。ブロックやスパイクは練習通りできた。勝たせてやりたかった」

 ●八王子実践・東谷玲衣奈主将

 「けがをした両足の痛みを感じないほど、楽しい試合だった。悔いはない」