足利工大付(栃木)対鎮西(熊本) 第2セット、スパイクを放つ足利工大付・塚越龍二(4)=6日、東京体育館(長尾みなみ撮影)

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 ジャパネット杯「春の高校バレー」第70回全日本バレーボール高校選手権大会は6日、東京・千駄ケ谷の東京体育館で3回戦16試合、準々決勝8試合が行われた。

 県代表の男子・足利工大付は、3回戦で鎮西(熊本)と対戦。強豪を相手に善戦したが、ストレートで敗れた。

 昭和37年から55年間続いた「足利工大付」で戦う最後の試合。どの大会よりも春高に懸ける思いは強かった。

 多彩な攻撃が持ち味だ。序盤からスパイクや速攻で怒濤(どとう)の攻めをしかけ、「夏の王者」鎮西を翻弄してみせた。鎮西は、何度もタイムをとって冷静さを取り戻す。中盤からは攻めに転じ、ついに同点に追いつかれる。1点を奪い合う接戦はジュースにもつれこんだが、27−29で惜しくもセットを譲った。

 セットを落とした焦りが抜けきれないまま迎えた第2セット。徐々にメンバーの声が小さくなる。気持ちを持ち直すことができず、点差を引き離されてしまい10−25と完敗。実力を発揮できなかった。

 「もっとみんなとバレーがしたかった」。試合後、主将の塚越はメンバー一人一人の背中をたたき、大粒の涙をこぼした。

 ●足利工大付・新井房巳監督

 「采配で焦りを生じさせてしまった。第1セットに攻め切れていれば、その後の流れも違っただろう」