幼稚園は世界どこでも同じようなものだと考えがちだが、国によって違いがあるようだ。日本では木のぬくもりを大切にした、装飾の少ないシンプルな幼稚園が増えているが、中国の幼稚園はカラフルでアニメチックな外見を特徴としており、ずいぶんと派手なイメージだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 幼稚園は世界どこでも同じようなものだと考えがちだが、国によって違いがあるようだ。日本では木のぬくもりを大切にした、装飾の少ないシンプルな幼稚園が増えているが、中国の幼稚園はカラフルでアニメチックな外見を特徴としており、ずいぶんと派手なイメージだ。

 では、なぜ日本と中国の幼稚園はこれほど違うのだろうか。中国メディアの今日頭条は4日、「どうして中国の幼稚園は派手なのに、日本の幼稚園はシンプルなのか?」と題する記事を掲載し、その理由を分析した。一言で言えば「教育の理念が違う」といえるだろう。

 記事は、日本人と結婚したある中国人男性が、日本の幼稚園に通うことになった娘の入園式で衝撃を受けた話を紹介している。入園式当日は、妻の要求で正装をしたというこの男性。「たかが幼稚園の入園式」なのに、なぜ正装しなければならないのかと思ったそうだが、これは結婚式に参加する時ですらジーンズなどのラフな格好である中国ならではの考えだろう。

 しかし、実際に幼稚園に行って「妻の言うとおりにしてよかった」という男性。周りの親は皆が正装をしており、カルチャーショックを受けたようだ。それだけでなく、アニメチックなキャラクターの代わりに「白色と木目しかない」建物を見てさらに衝撃を受けたという。

 この男性は、なぜこのようなデザインなのか、先生に疑問をぶつけてみたそうだが、「子どもを原木と白色の空間で生活させることで、子どもの心に大きな空間を持たせることができ、成長の過程でシンプルな美しさを感じることができる」との説明に納得し、すっかり感心してしまったという。

 大人の思い描く「子どもらしい絵」は、実際には大人が想像する子どもらしい絵の押し付けであり、人工的であって自然ではないと説明されたという。日本の幼稚園では、雨の日には水たまりで遊ばせたり、緑豊かな屋外で活動させたり、建物にはふんだんに木が使われ、潜在力が引き出され自然と審美観が培われるそうだ。また、ペンキで塗りたくった建物も子どもの体に悪影響になると分析している。

 記事は結びに、自然の中で生活することの重要性を説いて締めくくっているが、日本でもこのような幼稚園が出てきたのは比較的最近のことだ。しかし、中国の必要以上にカラフルな外観の幼稚園とは確かに一線を画していると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)