<桐蔭学園・大阪桐蔭>ノーサイド寸前、桐蔭学園・細木(中央)の突進を2人がかりでタックルする大阪桐蔭・河野(左)と鈴川(右)

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 ◇第97回全国高校ラグビー準決勝 桐蔭学園7―12大阪桐蔭(2018年1月5日 東大阪市・花園ラグビー場)

 桐蔭学園(神奈川)は大阪桐蔭(大阪第1)に7―12で敗れ、2年連続の準決勝敗退となった。5点を追い掛ける後半ロスタイムには自陣から約8分間にわたる攻撃でトライに迫ったが、残り1メートルで反則を犯し万事休す。悲願の単独日本一は来年度以降に持ち越しとなった。もう1試合は東海大仰星(大阪第2)が昨年度覇者の東福岡(福岡)を21―14で破り、8日の決勝は1998年度以来、19季ぶりの大阪勢対決となった。

 高校ラグビー史に残る大逆転劇を演じきることはできなかった。後半ロスタイム、桐蔭学園は相手ボールのラインアウトをスチール。70メートル先のインゴールを目指す前進が始まった。手堅くFW中心に仕掛け、1分半を費やして相手陣に入り、3分後には22メートルラインの内側へ。究極の集中力でハンドリングエラーもなくゴールラインに迫ったが、64次攻撃目で突進したフランカー原が相手に絡まれると、主審の左手が上がった。時計はロスタイム目安の1分を優に超え、37分51秒(30分ハーフ)を指していた。

 後半24分に唯一のトライを挙げたプロップ細木は「悔しい。いくら(トライに)迫っても取り切れなければ意味がない」と肩を落とした。ラック周りでこれまでとは段違いの重圧を掛けられ、最後まで攻撃のリズムを生み出せなかった。

 藤原秀之監督は「もう少しバックスで左右に振れば面白いところがあった。思い切りさが出なかった」と話した。指揮官自身、全国屈指と評価していたFWで快進撃を続け、そのFWで力尽きた。