西武池袋本店の元日の売上高は前年比5%増だった

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 百貨店各社の初売りは天候に恵まれたこともあり、全体的に好調だった。時計や宝飾品などを求める外国人観光客も多く訪れた。クリアランスセールの対象である特価品よりも定価品の方が堅調で、「『値段が安くなったから』ではなく、『欲しいものがあれば買う』という消費動向の変化がある」(高島屋)との見方もある。

 元日から営業したそごう・西武では、西武池袋本店(東京都豊島区)の元日の売上高が前年比5%増だった。中でも化粧品や鮮魚は同1割増と伸びた。訪日外国人の免税売上高は同4割増だった。

 2日に営業を始めた大丸松坂屋百貨店では3日までの既存店売上高が同1・2%増で、「セール品より、化粧品や食品などの定価品が好調」としている。高島屋は特価品の売上高は同4・7%減だったが、定価品は同2・8%増だった。

 百貨店大手5社が4日発表した2017年12月の既存店売上高(速報値)は全て前年同月比プラスとなった。三越伊勢丹が前年同月比1・4%増、大丸松坂屋が同3・2%増、高島屋が同0・8%増、そごう・西武が同1・7%増、阪急阪神百貨店が同4・8%増。

 気温が平年より低く「基幹店では中間層顧客を含め、コートやストールといった防寒対応アイテムへの関心が高い」(三越伊勢丹)状況だった。そごう・西武では、パーティーやギフト向けの食品が伸長するなど、普段は節約志向でも、ハレの日には財布のひもを緩める流れも続いている。