MVも話題の“ケイティ節”全開なポップ・チューン / 「ヘイ・ヘイ・ヘイ」ケイティ・ペリー(Song Review)

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 2ndアルバム『ティーンエイジ・ドリーム』(2010年)、3rdアルバム『プリズム』(2013年)に続き、3作連続の全米アルバム・チャートNo.1デビューを果たした通算4作目のスタジオ・アルバム『ウィットネス』(2017年6月発売)から、「ヘイ・ヘイ・ヘイ」のミュージック・ビデオを公開したケイティ・ペリー。

 同曲は、「シャンデリア」(2014年)のヒットで知られるシーアと、ケイティの大ヒット・ナンバー「ダーク・ホースfeat.ジューシー・J」(2013年)を手掛けたサラ・ハドソンという2人の女性シンガー・ソングライターが楽曲を担当し、アリアナ・グランデなどのトップスターたちを手掛ける売れっ子=アリ・パヤミと、おなじみマックス・マーティンがプロデュースを手掛けている。もちろん、ケイティ自身も制作に参加。

 本作『ウィットネス』には、ヒップホップ・トリオのミーゴズを起用した「ボナペティ」や、宿敵テイラー・スウィフトをディスった「スウィッシュ・スウィッシュfeat.ニッキー・ミナージュ」など、これまでのアルバムにはなかったタイプの意欲作が収録されているが、その中でも「ヘイ・ヘイ・ヘイ」は抑揚をつけたサビが、まさに“ケイティ節”全開のポップ・チューンで、過去3作を愛聴していたファンもしっくりくるナンバーではないだろうか。

 12月20日に公開されたミュージック・ビデオも、18世紀のフランスをイメージしたような貴婦人に扮した装いでダンスしたり、マリー・アントワネットの最期を彷彿させるギロチンが登場したりと、ケイティらしいユーモアに溢れたコミカルな仕上がりになっている。途中、ナイトに扮して剣を振り回す場面に切り替わり、パワーゲージが表示された日本の格闘ゲームを参考にしたような場面もあって、見ているだけで楽しい。ケイティ・ペリーの曲は、やはり映像があってこそ完成品となる。

 「あなたに私は壊せない。誰の操り人形でもないのよ」と、強い女性を主張したり、自分の立場で物言いしているあたり、誰かに言われた批判に対しての反論ではないだろうか。金に物言わせる男からのアプローチを振り払うシーンや、決まり文句や規範を“空手チョップ”でドレスに仕立てる……など、ビデオの内容と一致しているフレーズもある。

 日本では、ネイチャーラボが展開する「ランドリン」のCMに出演し、コマーシャルに使用された「アクト・マイ・エイジ」(『ウィットネス』デラックス・エディション収録)が人気急上昇中のケイティ。2018年3月27日〜28日にさいたまスーパーアリーナで開催される来日公演では、ノリの良い新曲「ヘイ・ヘイ・ヘイ」や「アクト・マイ・エイジ」も披露してくれるだろう。


Text: 本家 一成

◎リリース情報
『ウィットネス』
ケイティ・ペリー
2017/6/9 RELEASE