4日、英紙フィナンシャル・タイムズ中国語版サイトに「愛国者はこうしてつくられる?」とするコラム記事が掲載された。資料写真。

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2018年1月4日、英紙フィナンシャル・タイムズ中国語版サイトに「愛国者はこうしてつくられる?」とするコラム記事が掲載された。

中国人である筆者は冒頭、北京の小学校に通う9歳のおいっ子とのやり取りについて紹介した。

ある時、このおいから「アメリカと中国、どっちがより強大だと思う?」と尋ねられた。「もちろんアメリカさ」という筆者に対し、おいは次のように答えたという。「いや、中国だね。先生が言っていたよ。アメリカの歴史はたった数百年しかない。でも中国の文明は5000年だ。古代中国には4大発明があり、現代中国には高速鉄道やアリペイ(支付宝)がある。でもアメリカには何もないって」。

筆者は、こうしたあるものとあるものを比べて分析する「比較分析」について「中国人が最も好む知的活動だ」とした上で、「シンプルかつ便利に、子どもたちにあらかじめ決められた結論を植え付ける」「もともと無邪気で賢かった子どもたちが、まるで誰かにショートカットキーを押されたかのように、標準的な愛国者へと成長する」「民族的な自信と政治的な目的を満たすことはできるかもしれない。だが子どもたちの心から『人類運命共同体』という意識を摘み取ってしまっている」などと警鐘を鳴らした。

その上で「正しい愛国の姿勢」とは、他者と比較することではなく、政府や国家、祖国といった区分を捨て、「無数の奇跡をつくり出してきた」母国の一人であることを誇りに思うことだと論じている。(翻訳・編集/柳川)