開発されたB2Vのシステムの一部であるヘッドセット。(画像:日産自動車発表資料より)

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 日産自動車は、ドライバーの脳波を測定して運転を支援する技術を開発したと発表した。Brain-to-Vehicle(B2V)と名付けられたもので、「ドライバーとクルマの関係を再定義するものである」と日産は語っている。

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 具体的に脳波を測定することによって何をどうするのか。まず、B2Vは、ドライバーが次に行う運転操作のタイミングや、ドライバーが感じる違和感などを把握することができる。

 ドライバーがステアリングを回したり、アクセルペダルを踏むといった動作の直前に、脳の「行動準備電位」を検出して、ドライバーが操作を開始する前から操作を始めることによって、ドライバーの反応の遅れをカバー、ドライバーが「思い通りの運転をできるよう」サポートをするのであるという。

 またこの技術は、自動運転技術にも応用され、併用もされうるという。脳波からドライバーの違和感を検出し、ドライバーが違和感を持たないよう、自動運転が自然になるよう、カスタマイズされた運転が可能になる、とされている。

 日産によれば、B2V技術は、世界で初めての、運転操作に関連する行動準備電位のリアルタイム検出と、ドライバーの考えと実際の運転が異なるときに発生する脳波のエラー関連電位(Error Related Potential)の測定を可能にしたものである。

 ちなみにB2Vのシステムは、脳波を測定するという前提がある以上、ドライバーによるヘッドセットの着用が必要になる。脳波そのものは自動的にシステムによって解析され、判断され、自動運転にまで適用される。

 なお、この技術は、アメリカのラスベガスで開催されるCES2018に出展され、シミュレーターを用いて、デモンストレーションが行われる。予定されている開催地は、北ホール5431、日産ブースである。