【ソウル聯合ニュース】韓国生まれの世界的な指揮者チョン・ミョンフン氏が若手演奏家の育成を目的にロッテ文化財団と設立した「ワンコリア・ユース・オーケストラ」が、11日にソウルのロッテコンサートホールで創設コンサートを開催する。

 オーケストラの音楽監督を務めるチョン氏は5日にロッテコンサートホールで行った記者懇談会で、「以北(北朝鮮)音楽家とともに(演奏)するのが目標」だと述べ、いつになるか分からないものの「そういう機会が訪れると確信している」と言葉に力を込めた。

 チョン氏は長年「南北合同オーケストラ」に関心を持ち、2011年と12年に2度にわたり音楽交流などのため北朝鮮・平壌を訪れている。

 チョン氏は「ソウル市立交響楽団にいたころも、北のかわいそうな人々や子どものためになることをしたいと思っていたが、政治的に準備ができていないということで何もできず後悔している」と打ち明けた。同氏は2006年から約10年にわたりソウル市立交響楽団の芸術監督、常任指揮者を務めた。

 ワンコリア・ユース・オーケストラは昨年のオーディションで選抜された18〜28歳の演奏家77人で構成される。団員らは海外の著名な管弦楽団の演奏者からパート別に指導を受け、舞台に立つ予定だ。

 同オーケストラは常設の楽団ではない。ロッテ文化財団側はこれについて、「初めての試みであり、いつまでやるかを具体的に考えたことはない」としている。