冬型の気圧配置が強まり、今年の正月三が日は日本海で大雪に見舞われた。冬の行楽の楽しみの1つは雪景色の観賞だが、大荒れの天気は困りものだ。中国メディア・今日頭条は3日、中国の雪の里がお金儲けに走る一方で、日本を代表する雪の里が自然や住民の生活を尊重しているとする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 冬型の気圧配置が強まり、今年の正月三が日は日本海で大雪に見舞われた。冬の行楽の楽しみの1つは雪景色の観賞だが、大荒れの天気は困りものだ。中国メディア・今日頭条は3日、中国の雪の里がお金儲けに走る一方で、日本を代表する雪の里が自然や住民の生活を尊重しているとする記事を掲載した。

 記事は、中国の有名な雪の里として、黒龍省牡丹江市にある双峰林場を紹介。海抜1200メートル以上の高地にあり、積雪期間が7カ月に及ぶ現地では中国最大級の雪量とともに、優れた雪質を誇るとしている。

 一方で「2016年、双峰林場は2億3000万元(約40億円)の観光収入を実現したというが、これは良いことなのか。高すぎる宿泊費、食事代、観光地の入場料に対し、ますます疑問の声が出るなか、現地の観光当局が一部の施設などにおける価格の不当な釣り上げの存在を認め、規定に基づき罰金処分を科するに至った。雪の里の風景は真っ白だが、人の心は真っ黒なのだろうか」と伝えた。

 そのうえで、日本の3大秘境の1つに数えられ、冬は合掌造りの家々が並ぶ風景が一面の雪で真っ白となる白川郷の状況を、双峰林場を対比する形で説明。「厚い雪が積もった白川郷で最も有名なイベントは、100棟あまりある合掌造りの家々のライトアップだ。しかし、1月末から2月までの何日間しか行われない。このため、ライトアップ日の宿泊施設は1年前から予約で埋まってしまうのだが、だからといって宿泊代を不当に釣り上げることはない」としている。

 また、従来はシーズン中に7日間点灯していたものの、近年の観光客の急増に伴って管理が難しくなったことなどから、今年の点灯日は1月21日から2月12日の日曜日4日間に限られ、展望台の入場者も1回あたり900人の制限が設けられ、入場料を取るようになったと説明した。

 記事は「これがもし中国だったら、きっと毎日ライトアップしてチケットを売り捌き、現地の観光客や商業者はホクホク顔だろう。しかし、白川郷の人たちは『毎日ライトアップして観光客がやって来たら、われわれの生活圏はどうなるのか』と考え、現地当局も住民の意向を尊重している。それゆえ、白川郷はほとんど商業化や博物館化されていない。きっとこの先数百年後も、この風景は一切変わることはないだろう。それに引き換え中国の雪の里はどうなのか。大自然が与えたもうた純粋で清浄な世界が、強欲によって破壊されてはいないだろうか」と論じた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)