スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: Datally
開発者: Google LLC
価格: 無料
対応OS: Android 5.0 以上
カテゴリ: ツール
ダウンロード: Android

 今月はヘビーに使った記憶がないのに、気がついたら高速通信の上限に達していた……という経験はないだろうか。もしかしたら、軽い通信しかしていないと思い込んでいたアプリが、意外にも大量に“ギガ”を消費しているのかも。「Datally」でしっかり監視しつつ、通信量を抑えよう。

モバイル通信を監視し、削減も可能な「Datally」

あらゆるアプリでデータ通信を削減

 「Datally」は、Googleが提供するデータ通信監視・削減ツール。モバイルネットワークを使ったデータ通信を常に監視してリアルタイムで全体の通信量を把握でき、さらに個別のアプリごとの通信量もわかる。当日、週間、月間といった単位で、どれくらい通信しているかの推移をグラフでわかりやすく知ることも可能だ。

アプリごとのモバイルデータ通信量がわかる

直近1週間の1日ごとの通信量推移もグラフで把握

 キモとなるのはデータ通信を最大30%削減するというデータセーバー機能。モバイルネットワーク経由で通信するデータをいったんサーバー上で圧縮処理するなどして削減し、通常より小さなデータで受信できるというものだ。「Google Chrome」では以前から使えた機能だが、それを他のアプリでも利用できるようにしたのがDatallyだと言える。

 Google Chromeの場合、データセーバー機能によってWebページ1回の読み込み時に節約できるのは、コンテンツによるものの、せいぜい数百バイトほど。通信を監視していても差は実感しにくいけれど、1カ月、数カ月という単位で見るとそれなりに大きな違いになってきそうだ。

 なお、いったん受信データをサーバー上で処理する都合上、アプリによっては動作に問題が出る可能性もある。その場合でも、アプリごとにデータセーバーのオンオフを簡単に切り替えられるようになっているので安心だ。

アプリトップ画面や「Manage Data」画面でデータセーバー機能のオンに。アプリごとにオンオフを切り替えることも可能

動画・音楽配信サービスの通信量は意外に小さい!?

 通信費用を抑えるために、格安SIMを選び、月間の高速データ通信容量を少なめにしている人もいるはず。そういう人にとって不安なのは、YouTubeや定額音楽・動画配信などのストリーミングサービスを視聴するとどれくらい通信が発生するのか。あっという間に上限に到達してしまうかもしれないと考えると、怖くて手が出せない。そこでDatallyを使って、動画・音楽配信アプリの通信量をチェックしてみた。

 Google Play MusicやSpotifyのような定額音楽配信サービスでは、「中」や「標準」の音質設定で、4分前後の楽曲再生時に約5MBの通信が発生した。毎日1時間再生したとして月間で1.5GB程度だから、実用の範囲内ではないだろうか。もちろん音質をもっと落とせば通信量は抑えられる。ただし、Google Playではアルバムの最初の楽曲を再生するときだけ別途10〜20MBほど通信することがあったので注意したい。

Google Play Musicの音質設定画面

Spotifyも3段階から音質を選べる

 YouTubeでは、480pの画質で1分間に10MB程度、144pで5〜6MBだった。480p以上では30分の動画で少なくとも300MBも消費してしまうが、144pであれば音楽配信とほとんど変わらないので、気軽に再生できそう。一方、定額動画配信サービスのNetflixだと、「データ使用量:少」の設定で1分間の通信量が15〜16MBになるので、Wi-Fi通信時にのみ視聴した方がよいと感じる。

YouTubeは動画によって選べる画質は異なる。動きの多くない内容なら一番低い画質でも問題ない

Netflixは「データ使用量:少」でもやや通信量は多め。ただし自動設定にしておけば、回線速度に応じて画質をさらに落としてくれる

 Datallyには、近隣にあるフリーWi-Fiスポットを見つけてくれる機能もある。通信量を抑えたいときは、できるだけそういったWi-Fiが使える場所で通信するようにし、モバイルネットワークでは音楽配信サービス程度の利用に止めておくのが正解だ。

近隣のフリーWi-Fiスポットを検索する機能も用意。距離を確認でき、マップアプリと連携して行き方を調べることもできる