小寒の日からの過ごし方:春の七草のパワーで胃腸を整え、すっきりと新年を本格始動

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あけましておめでとうございます。年賀状やショップの初売りなどで「新春」「初春」「迎春」という言葉を目にしますが、春を実感するのはまだ先のこと。今は1年のうちでもっとも寒さが厳しい時期です。
暮らしに活かす二十四節気「小寒」の過ごし方

「小寒(しょうかん)」・毎年1月6日頃・太陽と地球の関係:285度

今日(2018年1月5日)は、二十四節気の「小寒」です。暦の上では寒期に入り、体感的にも1年でいちばん寒く感じる時期です。同時に、年末年始のパーティーや飲み会などでの食べ過ぎや飲み過ぎによる胃腸の疲れが気になる頃でもあります。そこで見直したいのが「七草粥」。ご馳走やお酒で疲れた胃を休めるのに、消化のいいお粥はぴったりです。
七草粥の風習は、そもそも1月6日の昼に野山で七草を摘み、7日の朝にお粥にして食べて一年間の無病息災を願うもの。春先に芽吹いたばかりの若草を食べることで、自然の生命力を体に取り入れることを目的としていました。風習がはじまった時代は旧暦を使っていたため、1月7日は芽吹きの春と重なりましたが、現代の暦では季節がずれてしまって厳冬期の最中。いきいきとした野草のパワーをいただくのは難しいですが、冬の寒さで冷えた体を温めるという意味で、七草粥は有効といえます。
それでは、春の七草の名称と、それぞれの特徴をみてみましょう。

春の七草とは
・芹(せり)ビタミンB2やカルシウム、鉄分、食物繊維などが豊富。独特の香りには、消化促進の働きがあるといわれています。
・薺(なずな)たんぱく質やカロテン、ビタミンB1・B2、カルシウム、鉄などを含み、利尿作用や解熱作用があるといわれています。
・御形(ごぎょう)別名を「母子草(ははこぐさ)」といい、春には黄色い花を咲かせます。たんぱく質やミネラルが豊富で、胃炎に効果的と考えられています。
・繁縷(はこべ)「はこべら」ともいいます。カルシウムや鉄などのミネラルが豊富。利尿や整腸の作用があるといわれています。
・仏の座(ほとけのざ)黄色い花を咲かせるキク科の植物。胃の働きを高めるといわれています。紫の花をつけるシソ科の「ほとけのざ」は、まったくの別物です。間違えないように注意しましょう。
・菘(すずな)蕪(かぶ)のこと。葉にはビタミンやミネラルが多く含まれ、白い部分はやわらかく消化がいいのが特徴です。
・蘿蔔(すずしろ)大根のこと。葉はビタミンC、カロテン、ビタミンB1・B2などが含まれ、白い部分にはたんぱく質分解酵素などが含まれています。

どれも栄養豊富で胃腸にもよい働きをしてくれるものばかりですね。近年はスーパーなどで七草のパック詰めが売られていますから、上手に活用しましょう。温かいお粥は、寒い冬の朝食にうってつけのメニュー。1月7日を過ぎても、具材をかえてしばらく続ければ、体の冷えをやわらげ、胃腸の調子を整え、ダイエット効果も期待できそうです。
寒中見舞いは、節分までに。相手の心をあたためて

小寒の日を「寒の入り」とし、立春前(節分)までの約30日間を「寒の内」といいます。今年の場合は、1月5日(金)から2月3日(土)まで。この期間中に出すのが「寒中見舞い」です。
年賀状を出しそびれたり、年始の挨拶がうやむやになったりして、気がかりな人がいたら、寒中見舞いを出してみてはいかがでしょう。
インターネットと電子端末の普及により、瞬時にメッセージが送れる時代ですが、だからこそ、ここは手書きにこだわって。相手のことを思いながらハガキや便箋を選び、季節の挨拶と気遣いの言葉に、自分の近況をちょこっと書き添えて。心のこもった便りは、相手の心をほっこりさせるはずです。
なお、2月4日(日)に「立春」を迎えると、暦の上では春。寒中見舞いは出せなくなりますが、2月の初めといえばまだまだ寒さが続く時期なので、立春から2月下旬頃までは「余寒見舞い」として季節の便りを送ることができます。
次に巡ってくる二十四節気は、「大寒(2018年1月20日)」です。
イラスト・カイフチエリ/image via shutterstock
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