KAT-TUNが“でっかくなって帰ってきた”ーー充電期間中に育まれた3人それぞれの個性

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 「絶対でっかくなって帰ってくるから」2016年5月から充電期間に入っていたKAT-TUNが再始動する。復活を宣言したのは、12月31日に行なわれたジャニーズのカウントダウンコンサート。亀梨和也、中丸雄一、上田竜也の3人が並んで歌う「Real Face」は、約2年前とは全く違うものに見えた。きっと彼らから放たれる自信が、以前よりも増したからだろう。そう、3人はまさしく“でっかくなって帰ってきた”のだ。

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■KAT-TUNをリードし続ける男、亀梨和也

 KAT-TUNというグループが、ひとつのホームだとするならば、亀梨は大黒柱のような存在だ。果敢に挑戦をしながらも、決してブレることがない。そんな亀梨のソロ活動も、実に精力的だった。特に2017年はソロだからこそできることを、ギリギリまで詰め込んだような活躍振り。ドラマ『ボク、 運命の人です。』(日本テレビ系)、『時代をつくった男 阿久悠物語』(日本テレビ系)、映画『PとJK』、『美しい星』 と、テイストの異なる作品を次々と演じきった。

 並行して、山下智久とのユニット“亀と山P”を再結成させ、『背中越しのチャンス』をリリース。歌番組にも出演し、ソロコンサートも成功させた。そしてスポーツ関連やラジオなどレギュラーの仕事もこなしながら、2017年夏には『24時間テレビ』(日本テレビ系)のメインパーソナリティーを務める。

 今回、グループの再始動と一緒に発表されたのは、1月9日よりスタートする亀梨主演ドラマ『FINAL CUT』(フジテレビ系)の主題歌「Ask Yourself」をKAT-TUNが歌うことだった。ドラマは時を経ても、決して消えることのない信念を貫く主人公による復讐劇だ。自分のために、そして愛する者のために、心に誓った約束を果たす。その生き様は充電期間を経て活動を開始するKAT-TUN、そして亀梨と重なる部分もある。

■KAT-TUNに欠かせない変化球、中丸雄一

 ハードなイメージの強いKAT- TUNの中でホッとさせてくれる印象の中丸。2017年は、 その魅力がより多くの人に広まったように思う。

 2011年から出演している『シューイチ』(日本テレビ系)では中丸のコーナー「まじっすか」がすっかり定着。ジャニーズの先輩後輩が出演して対決を行なったり、『ベストアーティスト2017』とコラボレーションしてジャニーズJr.のSnow Man、SixTONESと共にKAT- TUNの歌を披露するなど、ジャニーズファンを喜ばせた。

 『世界ルーツ探検隊』(テレビ朝日系)でゴールデンタイムのバラエティ番組初司会を経験し、『マッサージ探偵ジョー』(テレビ東京系)で主演&主題歌「お疲れサンクス」を配信リリース。ユニークなダンスを真面目に中丸が踊ると、中毒性が増す。そんな中丸の世界観がぎゅっと詰まった舞台『中丸君の楽しい時間2』も10月から11月にかけて開催した。

 かねてから持ち合わせていた親しみやすい雰囲気と、ヒューマンビートボックスやイラストといった特技など唯一無二の存在感を放っていた中丸。ソロ活動を通じて、その個性をさらに磨き上げた印象だ。

■KAT-TUNのエネルギー源、上田竜也

 デビュー当時、ジャニーズアイドルの中で突出して不良感のあったKAT-TUN。媚びないがゆえに尖った印象が、彼らの持ち味だった。そのアイデンティティを守っているのが、上田のピュアさだ。その純粋な想いこそ、KAT-TUNがKAT-TUNとして存在する意味になっているように見える。

 ボクシングを通じて、心身共に鍛えていた上田。ズルがきかない勝負を好むスタンスは、 ソロになってより鮮明に私たちの心に届いたように思う。2017年には『ヨーロッパ1300km 爆走!ガチンコラーメン屋台』(テレビ東京系)など、ガチンコな場面でこそ上田の人間性が再評価されていった。

 そして、『視覚探偵 日暮旅人』(日本テレビ系)ではチンピラ役を演じて話題を集め、 『新宿セブン』で連続ドラマ初主演を手にする。情に熱く、仲間想いな歌舞伎町で生きる鑑定士を好演。男気溢れるキャラクタ ーは、上田自身のパーソナリティと共鳴しているような演技だった。

 「大変長らく待たせたな!!!!」ジャニーズwebに連載されている上田のブログには、 ファンに向けてまっすぐなメッセージが投稿された。ぶっきらぼうな俺様口調の中にも「隣を見れば亀梨と中丸がいると言う喜びを感じながら」という一文に、上田の愛情深さを感じさせる。

 充電期間中に器を広げた亀梨、多面性を見せた中丸、そして熱く燃え続ける上田。3人が再び集結し、どんな化学反応を見せてくれるのか。2018年、暴れまくるKAT-TUNを楽しみにしている。(佐藤結衣)