ワンセグ付きの携帯電話を持つだけでNHKが受信契約を義務づけるのは不当だとして、東京都葛飾区議の男性がNHKに契約の無効確認などを求めた裁判で、東京地裁は2017年12月27日「ワンセグ付き携帯電話を持っていれば契約を結ばなければならない」として請求を棄却しました。

 放送法は「協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない」と定めていますが、報道によると、東京地裁は「『設置』とは、受信機が一定の場所に置かれるだけでなく、使用できる状態の受信機を管理、支配する意味だ」と認定したそうです。

SNS上では反発の声が上がる一方…

 この決定を受けてSNS上では「スマホのワンセグは、あくまでオマケ。スマホは『放送の受信を目的にした』機械じゃねーよ」「NHKはカーナビやタブレットやスマートフォンの営業妨害だな!」などと反発する声が上がる一方、「もうiPhone買うしかないじゃん」「ワンセグ付きのスマホでNHKの受信料払わなきゃならないならiPhoneに替えるわ」と、「iPhone」への切り替えを宣言する投稿が相次ぎました。

 これは一体どういうことでしょうか。

 iPhoneにはそもそも、テレビを視聴するためのアプリやチューナーが付いていないため、購入してすぐにテレビ視聴できるわけではありません。一般社団法人日本情報技術振興協会(JAPRO)認定講師の久原健司さんによると、Apple社製品のほとんどは世界中で同じモデルで販売されるため、ハードウェアを国ごとに製造しているわけではないのです。

 iPhoneでテレビを見るには、以下のいずれかの方法を取る必要があります。iPhoneへの切り替えを考えている人は、覚えておきましょう。

【ワンセグチューナーを付ける】

 iPhoneでテレビ視聴をするには、携帯型のワンセグチューナーなど外付けチューナーを購入し、付ける方法があります。接続方法には2通りあり、1つ目はLightningコネクタを使って接続する方法、もう一つはWi-Fiを使って接続する方法です。最大のメリットは、データ通信費用が要らないこと。デメリットは、ワンセグでもWi-Fiタイプだと視聴時の通信ができなくなってしまう点です。

【テレビアプリをダウンロードする】

 iPhoneのストアでは、「TVer」など民放テレビ局が連携した公式テレビポータルサイトのほか、「NHKオンデマンド」といったさまざまなテレビアプリをダウンロードすることでテレビ視聴が可能になります。こちらは、外付けチューナーを購入する必要はありませんがデータ通信費用が必要です。

(オトナンサー編集部)