桐生祥秀

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 アマチュアスポーツの振興と技術、記録の向上に尽くし、功績のあった選手、指導者に贈られるデイリースポーツ制定「ホワイトベア・スポーツ賞」の2017年度受賞者が決まった。

 陸上男子100メートルで日本人初の9秒台をマークした桐生祥秀(東洋大)、体操世界選手権種目別床運動で日本女子63年ぶりの金メダリストとなった村上茉愛(日体大)の2個人が受賞した。

 ホワイトベア・スポーツ賞は1961年に制定、今回の表彰で57回目となる。桐生は13年度に個人で、16年度にリオ五輪陸上男子400メートルリレー日本代表チームの一員として受賞しており、3度目の選出は歴代最多。また村上は女子体操選手として初受賞となった。受賞者には奨励金、表彰盾、記念品が贈られる。

 桐生は、昨年9月に行われた陸上の日本学生対校選手権(福井県営陸上競技場)男子100メートル決勝で、日本人初の9秒台となる9秒98(追い風1・8メートル)をマーク。98年バンコク・アジア大会で伊東浩司が10秒00をマークして以来、約19年、日本人の前に立ちはだかってきた“10秒00の壁”を破った。

 桐生は13年に高校生で日本歴代2位となる10秒01をマーク。以来4年間、常に期待と重圧を背負ってきた。直後に10秒00を記録した山県亮太らライバルたちと切磋琢磨しながら悲願を成就させ、日本スプリント界を新たな時代に突入させた。