デザインの話題「公立はこだて未来大学」

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2016年1月にMITメディアラボのネリ・オックスマン教授がクリエイティビティに関するレポート「Age of Entanglement」を発表しています。その中で「サイエンス」「エンジニアリング」「デザイン」「アート」の役割と関係がきれいに整理され語られています。現代では一つの専門分野だけでなく他分野とのシナジー(相乗効果)を起こすことも重要です。(デザインの話題「クリエイティビティのクレブスサイクル」)

他部署や他職種と共同してシナジーを起こす、これがなかなか難しく利口になった大人でも簡単にはいきません。しかし、そんな難しい能力を大学のうちからしっかりと学習できるのが「公立はこだて未来大学」です。

ここでは異なる学科・コースの学生が混じり合ってチーム共同で学ぶ「プロジェクト学習」を1年間を費やして実施しています。デザイン・理学・工学のそれぞれの専門能力をもった学生がチームとなり相乗効果を生み出していきます。

また校舎も共同制作しやすい環境です。一般的に研究室は小部屋に分かれていますが、未来大学では巨大な大部屋に簡易のパーテションのみで研究室を構成しています。誰もが全ての研究室のやっていることを覗くことができます。

またプレゼンテーションの場も同様にオープンになっていますし、驚くことに教授らの部屋すらも学科・コース関係なくランダムに配置されているとのことです。そしてこの共同して仕事をする力を高く評価した某大手IT企業は、未来大学から多く採用しているとのことです。

企業でも他部署連携を推進するには未来大学のように環境づくりから必要かもしれません。また大学に見学にいってみるのもよいかもしれません。そのオープンスペース、オープンマインドはきっと参考になるはずです。食べ物も美味しいですしね。

(Betonacox Design)