第1セットで果敢にスパイクを放つ日本航空・上村琉乃介=4日、東京体育館(山田俊介撮影)

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 ジャパネット杯「春の高校バレー」第70回全日本バレーボール高校選手権大会は4日、東京・千駄ヶ谷の東京体育館で開幕し、男女1回戦40試合が行われた。

 女子の増穂商は氷上(兵庫)の高身長から放たれる強打に圧倒され涙をのんだ。男子の日本航空は山形中央(山形)にストレートで勝利。2回戦では崇徳(広島)と対戦する。

 1、2年生中心のメンバー構成で挑んだ増穂商。攻守のバランスを重視した編成だが、経験不足が徒となった。

 第1セット序盤、サーブミスが続き相手に勢いを与える。氷上の高さのあるスパイク攻撃に押され、試合の流れを取り戻せず、11−25と大きく突き放される。

 続く第2セットでは、持ち味であるサーブレシーブから多彩な攻撃をしかけるコンビバレーを展開。エース・二宮の猛攻もあり、中盤から追い上げる。粘りを見せるが、20−25で振り切られ、涙をのんだ。

 「スロースターター」と自称する二宮は、「最初から終盤のようにプレーできていれば」と悔いた。後輩に思いを託し、春高から姿を消した。

 ●増穂商・堀井清作監督「1本のプレーの丁寧さで差が出た。3年生はよくやってくれた。1、2年生にこの大舞台の経験を生かしてもらいたい」

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 日本航空は大型選手はいないものの、持ち前の正確なサーブレシーブで熱戦を制し、2回戦に駒を進めた。

 「手の内を知っているぶんマークを絞りきれず、勢いに乗るにも時間がかかった」と監督が振り返る第1セットは互いに譲らず終盤まで一進一退の展開。相手の強打に苦戦を強いられるが、粘りのプレーでジュースに持ち込むと、丸山のフェイントが決まり27−25でセットを先取。

 続く第2セットでは序盤からチーム全体が勢いに乗り、上村、出浦ら下級生の強打が炸裂(さくれつ)し大きくリード。相手の速攻も焦らず確実に拾い、終盤は小林桜のスパイクで得点を重ねて25−14で試合を決めると、スタンドの応援団とともに喜びを爆発させた。

 ○日本航空・月岡裕二監督「普段から仲良く、知り尽くしている相手なので戦いにくい部分もあった。攻撃の主軸である下級生にもっと勢いに乗ってほしい」