2日、台湾メディアの中国時報が、中国軍機が西太平洋で訓練を行うのは、台湾より日本を威嚇するためだという専門家の意見を伝える記事を記載した。写真は中国軍機。

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2018年1月2日、台湾メディアの中国時報が、中国軍機が西太平洋で訓練を行うのは、台湾より日本を威嚇するためだという専門家の意見を伝える記事を掲載した。

中国空軍が沖縄、台湾、フィリピンを結ぶ「第1列島線」を越えて西太平洋へ至る遠洋訓練を頻繁に行っていることについて、淡江大学の黄介正(ホアン・ジエジェン)教授は、「第1列島線の方向へ行くだけで、台湾の北や南を通るわけでなければ、それほど驚く必要はない」と語った。

黄教授によれば、中国軍機は頻繁に日本の防空識別圏に侵入しているため、「日本の方が問題は深刻だ」という。日本と米国の間には日米安保があるため、中国は「第1列島線」を超える実力があることを日米に分からせるのが目的で、ついでに西太平洋上空での作戦環境について理解する意図もあると分析した。

黄教授は、中国軍は日本に対して防空識別圏に対する反応を試すためにも頻繁に防空識別圏に侵入しており、日本は戦闘機をスクランブル発進させるため、日本に対する威嚇という意味合いの方が大きいとも述べている。

中国軍機が台湾に与える影響について黄教授は、民衆の心理的な影響のほか、台湾軍の正常な訓練に影響が出ると指摘。本来行うはずの訓練が、中国軍機の監視をしなければならなくなるため、正常な訓練の予定が狂うとした。しかし黄教授は、中台はまだ戦争の危機には至っていないとの見方を示した。(翻訳・編集/山中)