中国鉄路総公司の陸東副総経理は2日、2020年時点で同国における高速鉄道の総延長を3万キロメートルに到達させるとの考えを明らかにした。実現すれば日本の新幹線の総延長の10倍以上の距離になる。写真は中国高速鉄道。

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中国メディアの中国新聞網によると、中国鉄路総公司の陸東副(ルー・ドンフー)総経理(社長)は2日に開催した工作会議で、2020年時点で同国における高速鉄道の総延長を3万キロに到達させる考えを明らかにした。実現すれば日本の新幹線の総延長の10倍以上の距離になる見通しだ。

陸総経理は17年を振り返り、年末までに全国の鉄道営業距離が12万7000キロ、うち高速鉄道は2万5000キロで、全世界における高速鉄道の総延長の66.3%に達したと説明。1年を通じての注目すべき実績として、時速350キロで営業運転できる「復興号」を投入したこと、甘粛省蘭州市と重慶市を結ぶ路線の蘭渝鉄路(ランユー・ティエルー、最高時速200キロ)と陝西省西安市と四川省成都市を結ぶ高速鉄道路線の西成客運専線(シーチョン・カーユィン・ジュワンシエン、最高時速250キロ)を開業したことを挙げた。

陸総経理によると、18年には新たな鉄道路線4000キロ分を開業させる。うち3500キロは高速鉄道路線。また、17年時点で乗車券などのインターネット販売率は70%に達していたが、18年にはネットを利用した食事の予約、物品販売、宿泊関連などの関連業務を積極的に展開し、駅構内や車内でのWi−Fi利用、「高速鉄道+シェア自動車」などによる利便性の充実も迅速に進める。

さらに20年には鉄道の営業距離を計15万キロに伸ばし、人口20万人以上の都市を基本的にすべてカバーする。高速鉄道は3万キロに到達させ、大都市の8割以上をカバーする。

また、動力分散型の車両の保有数を3800編成前後に引き上げ、うち900編成は「復興号」とする考えだ。

日本の新幹線(フル規格)の総延長は約2800キロ。20年までに新規開業は見込まれていないので、中国の高速鉄道の総延長は同時点で、新幹線の10倍以上に達する見込みだ。(翻訳・編集/如月隼人)