漫画雑誌は赤字?

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出版不況といわれて久しいですが、それ以前から雑誌、特に漫画雑誌は赤字だといわれてきました。にも関わらず、なぜ現在のビジネスモデルが維持できているのかというと、連載作品をコミックス化しその売り上げによって維持しています。いわば漫画雑誌は、人気コミックス作品を並べたカタログのようなものといえばいいでしょう。

原価率とは?

雑誌には原価率があります。これは飲食店や商品などの原価と同じものです。本を作るのに、どれだけの紙代、印刷費、デザイン代、流通のコストがかかっているのかということですね。この漫画雑誌の原価率は、はっきりとした数字は出ていないものの300%から400%といわれています。1冊売るごとに3倍から4倍の赤字を背負っていることになります。それを、コミックスの売り上げで補填しているのです。

このモデルは続くのか?

雑誌の原価率というのは、部数を刷ればするほど低くなってゆきます。単純な見方をすれば増刷でかかるものは紙代とインク代のみだからです。しかし、かつてのようにコミック雑誌が何百万部も売れる時代はもう終わってしまいました。それにも関わらず旧来のモデルが今も継続しているのが現状なのです。マンガ表現と、それを掲載するメディアがどうなってゆくのか、あらたな議論が求められる時が来ているのかもしれません。