【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の康京和(カン・ギョンファ)長官は4日、CBSラジオ番組のインタビューで、旧日本軍の慰安婦問題を巡る2015年の韓日合意を「破棄しようとすれば可能か」と問われ、「全てが可能だが、その結果についても十分に考えて(合意への対応を)決定する必要がある」と述べた。

 合意を検証してきた外交部長官直属のタスクフォース(TF、作業部会)は昨年12月27日、合意は慰安婦被害者の声に耳を傾けていなかったとする検証結果を発表。これを受け、韓国政府は合意に対する政府としての立場を検討している。

 日本政府が合意の再交渉に応じないとしていることについて、康氏は「日本とこの難しいヤマ場をどう解決していくかを思い悩んでいる」と述べた。

 慰安婦被害者らが合意の破棄を要求した場合の対処を尋ねられると、その可能性を認めた上で「政府としては重要な隣国である日本との関係も管理しなければならない部分がある」と語った。

 合意に対する政府の立場を定めるための被害者や支援団体関係者との面会計画については、「可能な範囲内で直接会おうとしている」とし、速やかな実施へ準備を進めていると伝えた。

 また、被害者が望めば合意の破棄や再交渉のため最大限の努力をするかと問われると、「まだそのような結論は出ていない」と述べた。