【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の当局者は4日、「南北の連絡官が午前9時半ごろ、板門店の連絡チャンネルを通じて開始の通話をした」と明らかにした。北朝鮮は前日、南北軍事境界線がある板門店の南北直通電話を通じた連絡を1年11カ月ぶりに再開させた。

 再開2日目のこの日、統一部当局者によると北朝鮮側が先に電話をかけ、双方が回線を点検した。韓国側が「知らせる内容があるか」と問うと、北朝鮮側は「ない。知らせる内容があれば通知する」と答えて通話を終えたという。

 韓国は北朝鮮に対し、板門店で9日に高官級会談を開くことを提案している。双方はこれから会談の日程や議題、形式などを話し合うと予想される。

 一方、この会談について北朝鮮の対韓国窓口機関・祖国平和統一委員会の李善権(リ・ソングォン)委員長は3日、「平昌冬季五輪への代表団派遣に向けた北南(南北)当局間会談」と言及した。

 南北関係全般を話し合いたい韓国とは異なり、北朝鮮は議題を平昌五輪参加に絞る考えではないかという観測も出ている。議題が平昌五輪参加に限定された場合、会談の形式も韓国が提案した「高官級会談」ではなく、「スポーツ実務会談」となる可能性がある。

 板門店の連絡ルートは、韓国の朴槿恵(パク・クネ)前政権が2016年2月に南北経済協力事業・開城工業団地の操業を全面中断したことに北朝鮮側が反発し、遮断していた。