保有する仮想通貨を貸し出せば年利270%も可能!?

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 仮想通貨で確実に稼ぐ裏ワザ--取引所で売り買いするだけが仮想通貨ではない。マイニングを行えばコインが手に入り、ICOに応募すれば取引所に上場する前にコインを入手できる。さらに、それを貸し出すことで金利収入を得ることも。目敏い投資家たちの錬金術を明かす!

◆仮想通貨レンディングの仕組み

「銀行に預けるくらいなら、仮想通貨にして貸し出したほうがいい。かなりの金利収入になりますから」

 と教えてくれたのは、シンガポール在住の投資家YouK氏。どのくらいの金利がつくのだろうか。

「高いと年利100%を越える場合もあります。普通だと高金利=ハイリスクですが、“貸し仮想通貨”では話が違う。貸し出す相手はビットコインを売って利ザヤを稼ぎたい人なので、みんなが売りたいとき、つまり急騰時に金利が上がりやすい。先日、リップルがアメリカンエクスプレスとの提携を発表して急騰したときには、金利は270%まで上昇しました」

【急騰時に金利が上がりやすい】借り手の目的は空売りだったり、借りたコインを利用して別のコインに投資すること。そのため、多くの人が借りたくなるとき=急騰時には金利が跳ね上がりやすい。11月半ばにはリップルが一時的に急騰したが、この際“貸しリップル”の金利は驚異の270%超えに……。ときには1000%を超えることもあるという。

 貸し仮想通貨のサービスを行なっているのは海外の仮想通貨取引所が中心。専用ページで借り手が「2日間借りたい、年利50%払います」などと提示しており、マッチングしたら貸借される。貸出期間中は仮想通貨を売却・送金できないし、取引所や借り手が破たんしたら返却されないリスクもある。

「私が使っているのは香港の大手取引所。今まで返却されなかった事例はゼロだと聞いています」

【仮想通貨レンディングの仕組み】海外の仮想通貨取引所や日本のコインチェックなどでは、その取引所を通じて保有コインを個人に貸し付けることが可能。借り手はそれをもとに空売りなどを行う。

 YouK氏の現在のポートフォリオはビットコインとテザー(USDT)が中心。テザーは価値が1ドルにほぼ固定された仮想通貨だ。

「普段はアービトラージでまわしていますが、それを休むとき、避難先としてレンディングで貸しています。100%はないにしても年利30%程度の貸出先なら常時ありますから。貸し出し期間はだいたい2日ですが、100%を超えるような好条件の借り手がいれば30日貸し出すこともあります。ならすとだいたい1日600ドル程度の金利にはなっているでしょう」

 YouK氏の運用資産は約7200万円。毎日貸し出しているわけではないが、それでもレンディングだけで年利30%になる計算だ。

「貸出先は手動で探してもいいですが、面倒なので『ボット』を使っています。有利な貸出先を自動的に探し、貸してくれるプログラムです。1時間毎に小口に分けて貸し出すように設定すればリスク分散にもなります」

 日本ではこのような貸し仮想通貨のサービスをコインチェックが提供している。ビットコイン以外にもイーサリアムやリップルなどアルトコインも対象で、金利は固定。貸出期間が長くなるほど高金利になり最短の14日間で年利1%、最長の365日で5%だ。

「下手にトレードして減らすくらいならレンディング。とくに長期保有のコインはレンディングにまわして金利を稼いだほうがいいですよね」

 ものぐさ投資家には利用価値大!

《主な仮想通貨の最高金利(BITFINEX11/19 0:00時点)》
●ネオ(NEO) 年利:18.25%
 中国版イーサリアム。上記日時時点では値が高騰した影響で最大で日利5%で30日間の借り入れを希望する人が現れた

●リップル(XRP) 年利:28.8%
 リップルラボが発行している仮想通貨。時価総額4位。上記時点では最高日利0.077%で借り入れる希望する人がいた

●ビットコインキャッシュ(BCH) 年利:14.9%
 ビットコインから分岐したコインの1つ。上記時点では最高日利0.041%で借り入れる希望する人がいたが、激しく変動

●ビットコイン(BTC) 年利:11.7%
 仮想通貨の基軸通貨と言える存在。上記時点では最高日利0.033%で借り入れる希望する人が、急騰時には桁違いの金利に

●イーサリアムクラシック(ETC) 年利:25.5%
 ’16年7月にイーサリアムの脆弱性が露見して、分岐したコイン。上記日時では最大日利0.7%で借り入れを希望する人も

【シンガポール在住投資家 YouK氏】
ITビジネスで成功を収めてシンガポールへ移住。一時は投資詐欺で資産を減らすが仮想通貨投資で、資産を7000万円以上に増やす。ツイッターは@youkinvest

取材・文/アケミン、高城 泰(ミドルマン)、浜田盛太郎・池垣 完(ともに本誌)
図版/ミューズグラフィック

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