トリノ・ダービー制した3連覇王者ユベントスがアタランタの待つ準決勝進出!《コッパ・イタリア》

写真拡大

▽コッパ・イタリア準々決勝、ユベントスvsトリノのトリノ・ダービーが3日にアリアンツ・スタジアムで行われ、2-0で勝利したユベントスの準決勝進出が決定した。

▽5回戦でジェノアとローマのセリエA勢を退けたユベントスとトリノが準決勝進出を懸けて激突したコッパでのトリノ・ダービー。大会4連覇を目指すユベントスは、2017年最終戦となったセリエAのヴェローナ戦から先発6人を変更。最終ラインはキエッリーニを除きルガーニ、ストゥラーロ、アサモアと控えメンバーが並び、中盤はケディラ、ベンタンクールに代わってピャニッチ、マルキジオ、3トップはイグアインに代わってドグラス・コスタがディバラ、マンジュキッチと共に起用された。

▽一方、リーグ戦での前回対戦で0-4の大敗を喫しリベンジに燃えるトリノは、直近のジェノア戦から先発3人を変更。GKにはベスト8進出の立役者ミリンコビッチ=サビッチが入り、中盤はヴァルディフィオーリ、オビに代わって前回対戦で退場したバゼッリ、アックアーが起用され、リャイッチとベロッティを欠く前線はファルケ、ニアン、ベレンゲルの3人が並んだ。

▽立ち上がりから攻勢に打って出るユベントスは7分、ボックス左で粘ったマテュイディの折り返しを中央のピャニッチがダイレクトシュートで狙うが、これは相手GKの正面を突く。しかし、15分にはボックス付近で仕掛けたアサモアの横パスからマルキジオはシュートに持ち込めないが、相手のクリアボールがボックス内のドグラス・コスタの元へ。ここでドグラス・コスタが浮いたボールをうまくヒザを被せて抑えた左足の弾丸ボレーでゴール右上隅に突き刺した。

▽押し込まれた中で先制を許したトリノだが、失点直後に決定機。18分、最終ライン裏へ抜け出したニアンがDFを振り切ってボックス左からシュートを放つが、ここはやや角度がなく右ポストを掠めた。

▽冷や汗をかいたユベントスだが、このピンチ以降は冷静に試合をコントロール。ピャニッチが積極的に呼び込んでボールに絡むと、アタッキングサードではディバラとドグラス・コスタの独壇場に。

▽とりわけ、ピャニッチやマンジュキッチとの連係で前向きな仕掛けが目立つディバラは28分にボックス内で決定的なシュートを放つが、これはGKミリンコビッチ=サビッチのスーパーセーブに遭う。さらに31分には相手の背後を突いたドグラス・コスタがGKをかわしてネットを揺らすが、今度はオフサイド。前半終盤にかけてもユベントスの攻勢が続いた試合は、結局ホームチームの1点リードのまま終了した。

▽迎えた後半、先に動きを見せたのはユベントス。ストゥラーロに代えて本職の右サイドバックのリヒトシュタイナーをハーフタイム明けにピッチへ送り出す。後半も主導権を握るユベントスは49分に右サイドからのクロスにマンジュキッチが頭で合わせるが、これはクロスバーの上。さらに59分には右サイドからの折り返しに反応したマテュイディがゴール前に飛び込むが、シュートはわずかに枠の右に外れる。

▽後半もなかなか決め切れないユベントスだったが、疑惑のゴールで追加点を奪う。67分、相手陣内右サイドでイーブンボールに反応したケディラがアックアーにアフター気味のチャージからボールを奪う。ここでファウルを確信したトリノの選手たちがプレーを止めた中、プレーを続けるユベントスはディバラがゴール前に走り込むマンジュキッチへラストパス。そして、マンジュキッチは遅れ気味に飛び出したGKの頭上を抜くチップキックでネットを揺らした。

▽このゴール直後トリノ陣営からの猛抗議によって主審はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による確認を行う。ゴール取り消しを確信したトリノのミハイロビッチ監督は余裕の表情を浮かべたが、主審は当初の判定通りユベントスのゴールを認める。これに激昂したミハイロビッチ監督が主審に詰め寄ると、ここで退席処分が言い渡された。

▽疑惑の判定によって2点ビハインドを背負ったトリノはフラストレーションを溜めてここからラフなプレーを敢行する、ダービーらしい荒れた試合模様に。それでも、冷静に相手の攻撃をいなしたユベントスがこのまま相手の反撃を無失点で凌ぎ切った。やや判定に恵まれたものの、リーグ戦に続ききっちりダービーを制したユベントスが、新年初勝利と共にアタランタの待つ準決勝進出を果たした。