ギリギリシード権獲得の10位でゴールし、チームメートに抱えられながら引き揚げる中央学院大・藤田大智(左)

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 ◇第94回箱根駅伝(2018年1月3日 箱根・芦ノ湖〜東京・大手町 復路5区間109・6キロ)

 中央学院大は10区の藤田大智(2年)がピンチに耐えてシードを死守した。タスキがつながった時点で順大とは1分4秒差。中盤前に脚がけいれんすると、沿道から声が飛ぶ。「後ろが来るぞ」。報道車からも「ただいま何秒差、という音声が聞こえてきて…。プレッシャーないと言えばうそになる」。振り返ればタイムロスにつながると考え、路面店などのガラスでライバルとの距離をチェックした。

 カーブごとにスピードを切り替え、「相手の気持ちを折ろうかと思った」。ところが、距離は縮まるばかり。懸命に足を動かしシードは守った。コーチからは「よくやった」と褒められたが、「貯金使い切ってしまった」と藤田。最後まで反省しきりだった。