2位でゴールする東洋大・小笹椋

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 「箱根駅伝・復路」(3日、神奈川県箱根町芦ノ湖駐車場〜大手町)

 往路2位の青学大が逆転で4年連続4度目の総合優勝を果たした。4分53秒差で東洋大が3年連続の2位、早大が昨年に続く3位となった。

 前評判を覆し、往路優勝を果たした東洋大だったが、復路は青学に6区から区間賞3連発の“猛ラッシュ”を浴びせられ、万事休した。酒井俊幸監督(41)は「単純に力負け。青学大の6、7、8区はほぼ区間新ペース。特に6、7区で勝負を決められた」とライバルの強さに脱帽し、「ボクシングでいうなら、ジャブじゃなく、ストレートをもらった感じ」と“KO負け”を認めた。

 ただ、1年生3人を起用した往路で4年ぶりの優勝を果たすなど、総合V奪還への階段は踏んだ。3年連続の2位、10年連続3位以内と群を抜く安定感を誇る。「同じ力なら下級生を使う」という非情な鉄則を持つ東洋大。この日、唯一の4年生として9区を区間3位で走った小早川は「自分も1年の時に使ってもらった。勝つために強い選手が走るのは当たり前。それが10年連続3位以内につながっていると思う」と誇りをにじませた。

 10区間のうち9選手が残る来年は、間違いなく“打倒青学”の筆頭だ。「(タスキの色の)鉄紺の逆襲の伏線は張れた。ただ、成長しないと、青学の5連覇は阻止できない。来年は往路、復路を制して完全優勝、そして3冠を狙う」と酒井監督。持ち前の安定感に、一発の破壊力をつけて、来年は王者と真っ向から打ち合う。