【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は3日、南部の慶尚南道・巨済にある造船大手・大宇造船海洋の造船所を訪問し、砕氷液化天然ガス(LNG)運搬船の建造現場を視察した。

 文大統領は建造中の砕氷LNG運搬船「ヤマル6号」を視察したほか、4日に出港し試験運航を経て商業運航に入る予定の「ヤマル5号」に搭乗し、世界最高レベルの砕氷技術やLNG推進技術について説明を受けた。

 大宇造船海洋が建造した「ヤマル」は世界最初の砕氷LNG運搬船で、最大で厚さ2.1メートルの氷を砕きながら航行できる。氷点下52度でも装備を稼働できるよう設計されている。

 ヤマル5号が航行する北極海航路は、アジアと欧州間の運送にかかる期間を従来の航路より画期的に短縮できる最短航路。完全に開発されれば、韓国南部の釜山からオランダ・ロッテルダムまでは10日、ロシア極北のヤマル半島までは20日以上、運送期間が縮まる。

 文大統領による砕氷LNG運搬船の建造現場訪問は、北極海航路の開拓などを含む政府の「新北方政策」への意欲を改めて示したものといえる。