富士山を背に快走する青学大・8区の下田

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 第94回東京箱根間往復大学駅伝・復路は3日、神奈川・芦ノ湖から東京・大手町までの5区間、109・6キロに21チームが参加して行われ、青学大が往路2位から逆転して4年連続4度目の総合優勝を果たした。青学大は往路を制した東洋大を山下りの6区で逆転すると、その後はトップを守って独走し、10時間57分39秒の大会新記録で優勝。総合4連覇は2002〜05年の駒大以来、史上6校目の快挙となった。

 東洋大は6区で逆転を許すと、そのままトップを奪えず4分53秒差で3年連続の総合2位。早大が昨年に続く3位で、4位は日体大、5位は東海大となった。

 青学大は東洋大から36秒遅れで復路をスタートしたが、6区の小野田勇次(3年)が15キロ手前で東洋大・今西駿介(2年)をかわしてトップに浮上。区間記録に迫る快走で東洋大に52秒の差をつけ、7区の林奎介(3年)にタスキをつないだ。

 初の箱根となった林は、2012年に東洋大・設楽悠太さんが記録した1時間2分32秒を6年ぶりに16秒上回り、1時間2分16秒で区間新をマークする快走。2位との差を3分28秒に広げて8区につなぐと、エース・下田裕太(4年)もさらに後続を引き離して1時間4分46秒で3年連続区間賞に輝いた。

 冷たい風が吹く中、9区の近藤修一郎(4年)は東洋大にやや差を詰められたものの、1時間11分51秒で最終10区へたすきをつなぐ。10区を任された橋間貴弥(3年)も堅実な走りで23キロを走り抜き、仲間の待つゴールに飛び込んだ。

 出雲駅伝、全日本大学駅伝と連敗し、「ハーモニー大作戦」を掲げて臨んだ今大会。原監督は往路を終えた前日、「36秒差は大ブレーキでも何でもない。想定内。間違いなく逆転できる」と力強く語っていたが、その言葉通り“有言実行”の逆転劇を成し遂げた。