香港・フェニックステレビ(電子版)は日本にいる中国人留学生の体験談を掲載し、彼らが直面した困難を紹介した。写真は日本で開かれた中国人留学生向けの就職イベント。

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香港・フェニックステレビ(電子版)は「東京都内で中国籍の女子大学院生・江歌(ジアン・ガー)さんが殺害された事件の影響もあり、日本の司法制度や中国人留学生の日本での生活に対しても関心を寄せる中国人が増えている。中国人留学生は日本で大きなグループとなっており、彼らはそれぞれに違った思いを胸に日本に来ている」とし、日本にいる中国人留学生の体験談を掲載し、彼らが直面した困難を紹介した。以下はその概要。

■日本に留学して3年の27歳男性

日本に留学して最も大変だと感じたことが就職活動。日本の就活は非常に複雑で決まりも多く、心の準備が必要だ。就活では履歴書を郵送し説明会に参加するだけでなく、面接用のスーツ、革靴、かばんなどをそろえる必要もある。

企業によっては髪形や色までチェックする。身だしなみといった外見を重視する日本では、取るに足らないように感じる小さな要素が面接に大きな影響を与える。ただ、日本企業は若者の育成を重視しており、手取り足取り一から教えてくれる。私がIT企業の説明会に参加した際には、文学や法学を専攻とする学生の姿もあり、企業側は「大丈夫、会社が一から教えます」と語っていた。

留学生は複数の言葉を操れるため就活で有利だといわれているが、そうとも限らない。留学生という身分により、仕事が見つけにくいこともある。「苦労して育成した人材が辞めたらどうしよう」という懸念が企業側にあるからだ。

そのため、私は面接の最後に用意されている会社への質問タイムを利用して、その会社に「中国人は在籍しているか?」と毎回聞いている。仮に以前中国人が在籍していたが今はいないという状況であれば、私はその会社をあきらめていた。「前の中国人はいなくなった、彼も長く続かないだろう」と企業側が考えるだろうから。(翻訳・編集/内山)