超お得「イオンカードセレクト」はヤバい

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食料品などを買い物するスーパーの系列のクレジットカードを持つと、現金より割引されたり、有利な還元率でポイントが貯まったりする。ファナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんは、中でも「イオンカードセレクト」を勧める。その理由とは――。

イオン系で買い物するなら持たなきゃ損

多くの人にとって、日々頻繁に財布を開く場所といえばスーパーだろう。日常的に利用するのが大手スーパーなら系列会社のクレジットカードをつくりたい。現金払いより割引されたり、有利な還元率でポイントが貯まったりと、節約になるからだ。

スーパーで得するクレジットカードは多数あるが、年会費無料、あるいは簡単に年会費無料にできるものが多いので、持っておいて損はないだろう。

たとえば、イトーヨーカドーは「セブンカード」か「セブンカード・プラス」を保有していると、毎月「8がつく日」にほぼ全品5%割引で買い物ができる。西友やLIVIN、サニーの場合、「ウォルマートカード」を利用すると、買い物が毎日3%割引に。

また、東急ストアの場合は「TOKYU CARD ClubQ JMBカード」を利用すると、クレジット機能のないポイントカードと比べて、ポイント還元率が3倍にアップする。

各スーパーがしのぎを削る中でもお得度が高いのは、イオンやマックスバリュ、まいばすけっとなどをよく利用する人向けの「イオンカードセレクト」だ。

イオン系列のクレジットカードは複数あるが、ここでおすすめする「イオンカードセレクト」は、イオン銀行のキャッシュカード機能と電子マネーWAONが付帯するカード。保有するだけでイオン銀行の普通預金金利が0.1%と、メガバンクの100倍に跳ね上がるため、イオン銀行の口座と合わせて持ちたい。

もちろん、預金で得するだけではなく、買い物でも。たとえば、イオングループの「お客さま感謝デー(毎月20日・30日)」に「イオンカードセレクト」を提示すると、買い物が5%割引になる(※イオンマーク付きのその他の各種カードも対象)。

■カードと株主優待の合わせ技でさらにお得

また、「イオンカードセレクト」でWAONにオートチャージすると、0.5%のポイント還元が受けられる。WAONでの買い物自体0.5%のポイント還元があるため、イオンカードセレクトでWAONにオートチャージし、買い物をWAONですると、合計1%のポイント還元。お客さま感謝デーなら合計6%の還元となる。

これだけでも十分すごいが、イオングループがほかのスーパーよりも頭ひとつ抜きん出ているのは、カードと株主優待の合わせ技で、さらにお得に買い物できる点。

もし「イオン(株式コード8267)」の株を持っておくと、定期的に株主優待で「優待カード(オーナーズカード)」がもらえ、これを買い物時に提示すると、半期100万円まで(年間200万円まで)を限度に、いつでも3〜7%のキャッシュバックが受けられる。なお、キャッシュバック率は保有株数によって変わる。2017年9月22日現在、3%の返金を受けるのに必要な投資額は約16万円、7%の返金を受けるのに必要な投資額は約485万円だ。

優待カードはそのほかの割引と併用できるので、もしお客さま感謝デーに優待カードを提示し、イオンカードセレクトでWAON決済すれば、最大13%還元が受けられる。

スーパーで系列カードなどを持たずに買い物をするのが、いかにもったいないか、おわかりいただけただろうか。

日々の割引額は少額でも、頻繁に利用すれば大きな節約につながる。イオングループユーザーなら、株式の保有も併せて検討してみては。

(ファイナンシャルプランナー 風呂内 亜矢 構成=元山夏香)