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ブラバス・ロケット(ドイツ)

激しい改造車は強力無比だと思わせるのが、ドイツ・チューニング界の巨人、ブラバスの手になるこのパトカー。ベース車は、おいそれとは手が出ない価格の高級サルーンで、730psのV12ツインターボを積む。

ロータス・エスプリ(イギリス)

ノーフォーク警察がロータス・エスプリを採用するのは筋が通っている。ロータスの本拠地なのだから。もっとも、これは本格的なパトカーではなく、1990年代半ば、一般向けイベントのために使われたものだ。

ポルシェ・パナメーラ(オーストラリア)

ポルシェはサウス・ウェールズ警察に、交通安全啓発を目的としてパナメーラを貸与したが、あくまでイベント向けの車輛。そして、真打ちは別にいる。

ポルシェ911(991・オーストラリア)

これまた貸与品で、やはりプロモーション用だが、なんとも無駄な使い方に思える。200km/hオーバーで違反車を追い掛け回す方がお似合いではないだろうか。そうあってほしいわけではないが。

フェラーリ458(イタリア)

市民への暴力行為で有罪になったマフィアのボスから、ミラノ警察は458スパイダーを没収し、パトカーとして使用することとした。犯罪は割に合わないという、これ以上ない見せしめだ。

BMW428i(ドイツ)

チューニング文化の盛んなドイツでは、誰もが理性的かつ合法的にモディファイしているわけではない。そのため、まっとうな改造を楽しむよう啓蒙する『チューニングしよう!安全に!』と題したキャンペーンを展開。そのために製作されたACシュニッツァーの428iは、2.0ℓユニットを294psに強化している。

シボレー・コルベット(ドイツ)

アメリカを代表するマッスルカーをドイツのパトカーに、というのは理解しがたいチョイスだが、ハイパーカーに乗った犯罪者がアウトバーンを使って逃走したときには、追跡する方もそれなりに速いクルマが必要なのだろう。となれば、6.2ℓV8搭載のスティングレイは適任かもしれない。この車輛は2016年に『チューニングしよう!安全に!』キャンペーンの一環として発表された。

フォルクスワーゲン・ゴルフR(ドイツ)

2017年の『チューニングしよう!安全に!』キャンペーンで、12月1日に発表されたばかりの車輛。エッティンガーがチューンしたエンジンは405psを叩き出し、エッティンガーのボディキットや8.5×20インチのホイール、強化ブレーキなどを装備する。

レクサスRC F(オーストラリア)

477psのV8を積むレクサスは、世界各地でパトカーとして使われている。この速く高額なクルマが、交通安全を守るという名目で警察に導入され続けているわけだ。この車輛は、ニュー・サウス・ウェールズ警察の南部地域で運用されている。

日産鋭騏(中国)

初代ナヴァラをベースに、中国市場向けに開発されたSUV。不恰好なほど大きなキャビンを持つが、警察車輌としてはそれがむしろ好都合。中国の東風汽車との合弁企業である鄭州日産汽車が生産し、郵便など公的サービスや政府機関でも広く用いられる。EV仕様も用意されているのだとか。

シボレー・カプリスPPV(アメリカ)

アメリカのポリスマンがオージー訛りで話すようなものか。フルサイズ・パトカーの定番だったフォード・クラウンビクトリア亡き後、当然ながらGMはその後釜を狙ったが、自国内のラインナップには適当なモデルがなかった。そこで目をつけたのが、オーストラリア部門のホールデン。ここからカプリスを持ってきて、その車名にふさわしいボウタイを付けた。これは一般向けには販売されず、パトカー専用車として仕立てられたモデルだ。そのホールデンも、2017年10月には自前での生産を終了している。

ラーダ2107(ロシア)

ロシアのパトカーはびっくりするほど多彩だが、中でもこの古めかしいラーダが現役を張っているというのには驚かされる。このベーシックなご長寿モデル、ルーツを辿ればフィアット124に行き着く。もっとも、さすがにロシアでの生産は6年近く前に終了(エジプトではまだ造っているらしい)。車種入れ替えも進んでいるが、モスクワの中心街でこの2107を探すのにそれほど歩き回る必要はないほど、多くが生き残っている。

ヴァルトブルク353W(東ドイツ)

西ドイツことドイツ連邦共和国でアウディ200やBMW E28がパトカーに用いられていた頃、東ドイツことドイツ民主共和国の警官たちはでは技術的に遅れたヴァルトブルクを走らせていた。ただし、ヒーターの効きだけはすこぶる良かったようだ。

スマート・フォーツー(アメリカ)

ニューヨーク市警は2016年、スマートを導入。このフォーツーは、アメリカ市場で販売されるクルマの中で最も遅い類に入るが、なにも高速でカーチェイスをするために用意したわけではないので問題はない。交通取り締まりのためのパトカーで、駐車違反や、公道をセグウェイで走る観光客を取り締まるのが主な任務だ。ニューヨークの街では、縦横無尽に駆け回るフォーツーの姿を日々目にすることができる。

フォルクスワーゲン・パサート(中国)

中国のパトカーで、主流となっている車種のひとつがパサートだ。フォルクスワーゲンは、この世界最大となった新車市場に3世代にわたってパサートを投入しているが、そのどれもが警察官の足となってきた。今回の撮影車輛はパサート領馭と呼ばれる中国専売モデル。欧州市場に明るければルーフラインからわかるかもしれないが、初代スコダ・シュパーブの兄弟車で、中国で現地生産されたものだ。

ボルボ・アマゾン(スウェーデン)

1956年当時、メイド・イン・スウェーデンのパトカーに最適のチョイスだったのは、この年にデビューしたボルボ・アマゾンだった。ライバルのサーブが量産していたのは、2ドアの96だけで、犯罪者を警察署へ連行する際にはフロントシートとピラーの間から無理やり押し込まなければならなかったからだ。リヤドアと比較的広いスペースを持つアマゾンは、その仕事を容易にしてくれたのである。

ルノー4CV(フランス)

パリ警察向けにルノーは4CVのパトカーを75台製造したが、これは初期ロット15台のうちの1台。逃亡犯を射撃しやすいよう、サイドウインドー部を切り飛ばしてある。2017年、ボナムスのオークションに出品され、3万9100ユーロの値を付けた。

メルセデス・ベンツC220 CDI(ドイツ)

パッと見、特別なところなど目につかないただのCクラス・ワゴン。2000年代初頭にはありふれていたクルマに他ならないように思える。注目すべきは、これが2000年に導入されたグリーンとシルバーの塗装を施されたドイツの警察車輛として、ごく初期の個体である点だ。これはメルセデスが、退役した警察車輛を払い下げる際に、それまでの白いボディよりシルバーの方が売りやすいという理由で売り込んだもの。これに、今まで通り緑のマーキングを施したのだ。英国でもここ15年程、同様の理由でシルバーの車輛が警察に導入されている。

フォルクスワーゲン・サンタナ(中国)

1981年に登場した2代目パサートの兄弟車で、中国では様々な用途をこなすクルマ。自家用車としてはもちろん、タクシーとしても非常にポピュラーで、さらには軍や警察でも多く使われた。中国警察では数万台規模で導入されたが、さすがに最近ではあまりに古すぎて入れ替えが進んでいる。