「全国大学ラグビー選手権・準決勝、明大43-21大東大」(2日、秩父宮ラグビー場)

 準決勝2試合が行われ、明大(関東対抗戦2位)が大東大(関東リーグ戦1位)を43-21で破り、19大会ぶりの決勝進出を果たした。明大は前半、大東大に7-14とリードを許したが、後半に5トライを奪う猛攻で逆転勝ちした。8連覇中の帝京大(関東対抗戦1位)は東海大(関東リーグ戦2位)を31-12で下し、10大会連続の決勝進出。決勝戦は7日に行われる。

 「NEW“MEIJI”」が強さを取り戻した。優勝12回を誇る名門、明大が実に19大会ぶりに準決勝を突破。21大会ぶりの優勝へ王手をかけた。

 風下に立った前半を7-14と我慢し、迎えた後半、「フィットネスで勝っているのは分析から分かっていた」(SO堀米)。疲れが見えた大東大に、紫紺のフィフティーンが襲いかかる。

 WTB山村のトライとPGで17-14と勝ち越すと、後半21分にはCTB梶村が圧巻の個人技。自陣22メートル付近で相手ボールをもぎ取り、敵陣深くへボールを蹴って猛然とダッシュ。相手選手のキックをチャージし、弾んだボールを自らつかむとインゴールへ飛び込んだ。後半だけで5トライを奪う猛攻で、終わってみれば22点差をつけて大勝した。

 明大の監督を60年以上務め、部の礎を築いた北島忠治氏がシーズン前に死去した1996年度が最後の日本一だ。久々の頂点にあと1勝に迫り、就任5季目の丹羽監督は「明治の原点、前に出ることができた」と満足感をにじませた。

 復活をかけた今季のスローガンは「New“MEIJI”」。指揮官は「新しい明治を作ろうと、学生たちに『明治は今、先人が作り上げた歴史しかない。新たな歴史を作るのはここから』と1年間言ってきました」という。

 決勝戦がある1月7日にピークを定め、シーズン中も練習量を減らさなかった。SO堀米は「最後まで走り勝てて当たり負けしないのは当たり前」と自信を深め、チーム一丸で結果を出した。決勝の相手は王者帝京大。丹羽監督は「最後までチャレンジして、大学チャンピオンになりたい」と高い壁にぶち当たる。