精進料理とは本来は仏教の戒律に基づいた料理で、お肉や魚などを使わずに野菜や豆類などの植物性の食材で作られたものですね。この一汁一菜食、とても優れものであるは周知のことですが、如何せん味気ない、などの理由で常食にするには少し敬遠されがちです。そこでおいしく料理してたまには偏りがち、食べすぎなどのカラダを喜ばせてみましょう。

まずは精進料理の基本

精進料理の基本となるのは主食の白米や玄米に汁物とおかず一品、それにお漬物を加えることもあります。いわゆる一汁一菜です。出汁には動物性のものが使えないのでカツオだしなどの魚類はダメで、昆布、わかめ、椎茸、干瓢、大豆、などの植物性のものを使用します。野菜はニンニク、ネギ、ニラ、ラッキョウ、ヒルは香や刺激が強いので五葷(ごくん)と呼ばれ、この5種類は原則的には避けられています。それ以外の野菜に関しては根野菜や葉野菜に限らず特に制限がないようです。

一汁一菜でホントに栄養価は足りのだろうか

粗食の典型の精進料理ですが、五大栄養素などから考えてその栄養価は足りているのか気になりますが、かなりうまくクリアされているようです。五大栄養素とは炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルになりますが、精進料理の場合、炭水化物は白米や玄米から、タンパク質は大豆や豆腐から、脂質はゴマやくるみなどから、ビタミン・ミネラルは野菜や果物、海藻類から摂れるのでバランスよく五大栄養素も含まれているようです。

このポイントを押さえて精進料理に挑戦してみましょう。

精進料理というと何かとても難しそうですが、意外にそうでもないのです。次のようなポイントを押さえることでうまくいくと思います。

◎にら、ねぎ、にんにく、らっきょう、山椒、生姜は基本使わない。

◎味付けは薄くして、素材そのものの味を引き出す。

◎出汁に使った昆布や椎茸は捨てずに佃煮などに利用する。

◎大根は出来るだけ使うようにする。

◎炒めるときはごま油を使ってみる。

◎根菜の皮や葉のなども捨てずに利用する。

精進料理は体にいいのは分かるけど、物足りなくて間食してしまいそうという方のために少しだけボリュームを付ける工夫を考えてみましょう。車麩を利用することによって、ボリュームと触感がお肉を思わせますので試されてみてくださいね。

◎昆布だしにお砂糖、醤油、みりんを入れて作った漬け汁に、水で戻した麩を20分ほど漬け込んでから焦げ目が少しつく程度焼き上げます、残った漬け汁をいれ汁気がなくなるまで煮ます。

料理は苦手とか面倒くさいという方は精進料理のお店も多数ありますのでたまには利用してカラダを休ませてあげるのもいいでしょう。


writer:Masami