稀勢の里(手前)とがっぷり組み合う高安

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 「大相撲初場所」(14日初日、両国国技館)

 大相撲の大関高安(27)=田子ノ浦=が2日、都内の部屋で今年の稽古を開始した。兄弟子の横綱稀勢の里(31)の三番稽古相手を務め31番。パワフルな突きで一気に押し出す好内容もあったが、終盤はスタミナ切れ。6勝25敗と完敗した。

 「ボチボチです」とまだ調整段階。先場所は古傷の右太もも痛を再発させ途中休場しただけに、慎重。今年の目標は「稽古をできるだけやって体力を付ける」とした。

 昨年初場所で11勝を挙げ、再び大関取りの足がかりを築くと、その後、12勝、11勝で一気に大関に昇進した。その後はケガに苦しみ、かど番も経験。験(げん)のいい初場所へ向けて「心機一転。昨年は上半期は良かったけど、下半期が良くなかった。気持ちを入れ替えて」と、話した。

 27歳、今が最も脂がのっている。「ここから力が出る時期。ケガしない体作りをする」と気合。一方で力士寿命は長くないことも知る。「気付いたら引退してるかもしれない。悔いが残らないように」と気を引き締めた。

 世代交代を引っ張る旗手。今年こそ初優勝を果たし、横綱も視野。「全力で取り組みたい」と、誓った。