2017年華川ヤマメ祭りの様子(資料写真)=(聯合ニュース)

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【華川聯合ニュース】韓国を代表する冬のイベント「2018氷の国華川ヤマメ祭り」が、18年1月6〜28日に北部・江原道華川郡華川邑の華川川一帯で開かれる。期間中は人口約2万7000人の小さな田舎町に100万人以上が訪れる。

◇全国で唯一「黒字」の祭り 前回は153万人来場

 冬になると華川川に数万人が集まり、凍った川面に開けた穴に釣り糸を垂らしてヤマメを釣る光景は、毎年「田舎町の奇跡」としてテレビや新聞で報じられる。

 華川は南北軍事境界線に近く、面積の8割以上を山と川が占める。軍事施設保護区域、環境規制など二重三重の規制に縛られた辺境の地で、民間人より軍人が多い「軍人都市」でもある。

 祭りは、これといった事業基盤がなかった華川郡と地元住民が北朝鮮リスクなどで低迷した地域経済を立て直そうと始めたものだ。

 郡と住民は冬の厳しい寒さと氷、さまざまな規制により保全されている自然を生かすことを思いつき、03年にヤマメ祭りを初開催。来場者は20万人以上を数えた。4回目となった06年以降は毎回100万人以上が来場する盛況ぶりとなり、14年から5回連続で韓国政府の「韓国を代表する祭り」に選ばれている。

 また、ヤマメ祭りは全国で唯一、政府から黒字の祭りと認められるなど、地域経済活性化のけん引役を果たしている。毎年1000億ウォン(約105億円)に迫る直接経済効果、地域商品券などを通じた外部からの資本流入効果、年間2500人以上の雇用効果などが出ている。

 17年1月から2月にかけて開催された前回のヤマメ祭りには、23日間に過去最多の153万人が来場した。

◇釣り場を拡大 外国人向けに免税店も

 今回は来場客がさらに増えるとみて、釣り場を拡大した。釣り糸を垂らす釣り場の穴を前回より4000個ほど増やし約1万9000個作る。祭りの期間中は180万トンのヤマメを放流する。

 メインイベントとなる氷上釣りとヤマメのつかみ取り以外にも、多彩な体験プログラムを準備した。スリルあふれる雪そり、氷そり、ボブスレー、氷上サッカー、民俗遊び、創作そりコンテストなど、60種類ほどのプログラムが来場者を待つ。

 前回の祭りには過去最多となる約10万2000人の外国人客が訪れており、今回は外国人向けサービスを拡充した。

 韓国で初めて会場に外国人向け免税店を設け、コスメや紅参(高麗人参を蒸して乾燥させたもの)などの加工食品、祭りの記念グッズ、農産物などを販売する。英語や中国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、タイ語のウェブサイトも運営する。

 また、外国人専用の焼き場を設け、待たずにヤマメをその場で食べられるようにする。ソウルと華川の祭り会場を往復する外国人専用のバスも運行する。

◇祭りの夜を彩るイルミネーション

 会場の周辺は、夜は一段と華やかになる。ヤマメの形をしたたくさんのランタンなどを飾るイルミネーションが付近の通り(5キロ)を彩る。通りの先には世界最大の屋内氷彫刻広場があり、中国・ハルビンの氷彫刻専門家30人余りが1カ月ほどかけて制作した作品が飾られる。

 期間中は仮面舞踏会、DJダンスパーティー、ガールズグループカバーダンスなどさまざまな夜間ステージが開催される。

 また、夜間の釣り場を拡大し、2000人が一度に入場できるようにした。

 崔文洵(チェ・ムンスン)華川郡守(郡の首長)は「国内外の観光客が安全に、気楽に祭りを楽しめるよう入念に準備を進めている。忘れられない冬の思い出をつくってもらうため最善を尽くしたい」と話している。