◇第97回全国高校ラグビー大会 流通経大柏0―5京都成章(2018年1月1日 花園ラグビー場)

 流通経大柏には無情の幻のトライだった。5点を追う後半10分過ぎ。SO家村健太(2年)が裏のスペースを狙って、敵陣22メートル外側の右タッチライン際へ好キック。WTB永山大地(2年)が追いついて右足にかけ、インゴールに抑えた。

 同点かと思われ、花園ラグビー場第1グラウンドが大きく沸いたが、タッチジャッジの旗がパッと揚がった。ラインを割っていたとしてトライは認められなかった。

 「完全にトライだと思っていた。京都成章に対して、持ち味のランが少なかった。そこは悔しいです」

 起死回生の1本が手のひらからこぼれ落ちた永山は肩を落とした。司令塔の家村が後半に入って、多彩なキックを披露。京都成章を揺さぶり、ノーシード評価の東の強豪がAシードをあと一歩まで追い詰めた。永山は「3年生の分もしっかりとプレーをして、恩返しをしたい」と、誓いの言葉。届かなかった1トライ差は、来年度に必ず埋める。