オーナーの悩みに解決策を示すと永井CEO

写真拡大

 野村ホールディングスの永井浩二グループCEO(最高経営責任者)は日刊工業新聞社のインタビューに応じ、2018年1月に新設するマーチャント・バンキング部門について「事業承継に悩む中堅企業のオーナーの相談が増えている。こうしたニーズに応えるソリューションとして提案していきたい」と述べた。同部門はファンドによる投資を通じ、事業再編や事業承継などを支援する。野村が全国に持つネットワークを活用し、中長期の視点で投資案件を発掘する考え。

 マーチャント・バンキング部門では最大1000億円規模のファンドを立ち上げ、大企業の事業再編や中堅企業の事業承継などの案件に投資する。原則、オークション(入札)形式ではなく、顧客から寄せられた相談をベースに投資案件を発掘していくという。

 事業再生などを目的とするファンド事業は競合も多い。ただ、永井グループCEOは「当社は上場企業に加え、地方の中堅企業オーナーと密なリレーションを構築している」とし、案件発掘における強みを強調。今後は営業部門、ホールセール部門など他部門との連携も進めながら投資を進めていく。