2日は“スーパームーン”早起きをして、今年最も大きな満月を眺めてみてはいかがでしょうか。


スーパームーン

2日は満月となり、今年一番大きくなります(天文学の正式な用語ではありませんが、スーパームーンとも呼ばれています)。冒頭のイラストを見て頂きますと、今年最も小さい満月となる7月28日と比べると一目瞭然ですね。明るさも30%明るく、新年早々、何か良いことが起こりそうな気持ちさえしてきます。なぜ、このように大きさに違いがでるかと言うと、月は、地球の周りを楕円の軌道を描いてまわっており、月と地球との距離によって月の見かけの大きさが変わるからです。2日は、月が地球に最も近づく頃に満月となるため、より大きく見えるのです。


太平洋側は見られそう

2日の日の出前に西の空に目を向けると、晴れていれば、大きな満月が、沈んでいくようすを見ることができます。気になるのは2日朝の天気ですね。日本付近は冬型の気圧配置で、その中で北海道の西に低気圧が停滞します。結論から言うと北海道と本州の日本海側は見られそうにありません。北海道は太平洋側も含めて雪の降る所が多く、東北の日本海側も雪。北陸は雪や雨です。北海道から北陸は、雪や風が強まって荒れた天気になる恐れがあります。近畿北部から山陰も雲が多く、雪雲や雨雲のかかる所があるでしょう。一方、本州の太平洋側と山陽、四国、九州と沖縄は大体晴れて、見られそうです。


防寒対策を

月が見られそうな主な都市の、朝7時の予想気温は、東京都心2度、名古屋3度、大阪4度、広島1度、高知0度、福岡4度です。朝の冷え込みに加え、北風も強く吹きますので、防風対策もしっかりしましょう。