キッチン用品は様々な製品がありますが、商品ごとの実力差は決して少なくありません。ここでは、料理の一連の工程に沿う形で、フライパンを取り上げました。自分で使っても良し、プレゼントしても良しの逸品を、3項目各5点満点で紹介していきます。

 

【テストした人】

家事研究家 高橋ゆきさん

家事代行会社ベアーズ副社長。「楽ラクキレイに」がモットーで、キッチン用品は使い勝手を重視する。

 

日々の作業がラクになる キッチン用品を揃えたい

一言で、キッチン用品と言ってもその種類は膨大。特に「作る」 道具と「洗う」道具では、その性格が大きく異なってきます。

 

「キッチン用品で大切なのは、 日々の作業をどれだけラクにしてくれるかというところ。そのうえ で、長持ちしてくれることや、メ ンテナンスの手間が少ないといった部分が問われます」(高橋さん)

 

長持ちが期待される鉄製フライパンでは、メンテナンスのしやすさや日常的な使い勝手を確かめました。その快適さや使い勝手の良さを実感して、家事のストレスを少しでも軽減してください。

 

【エントリーNo.01】柳 宗理 鉄フライパン

 

工業デザインの第一人者・柳宗理がデザインした鉄製フライパン。左右の縁がすぼまり、注ぎやすい形状になっています。実売価格5480円(25cm)。

【コゲつきにくさ】5点

鉄の表面に細かな凹凸がついた「マグマプレート」を採用。効果は絶大でコゲつきなし。

【軽さ】4点

実測1114gと重め。ただ、しっかりグリップできる持ち手で、体感的にはさほど差はありません。

【使い勝手】4.5点

あおる際はやや飛び散りやすいですが、左右の注ぎ口が非常に便利。フタが付属するのも◎。

 

【エントリーNo.02】ビタクラフト スーパー鉄フライパン

 

同社独自の「窒化4層加工」を施して、“錆びにくい鉄”を実現。従来必要だった使用後の「油ひき」などを不要にしました。実売価格6363円(26cm)。

【コゲつきにくさ】3.5点

油なじみが不十分だったか、うどんがコゲつきました。コゲを落とす際も力を入れる必要アリです。

【軽さ】5点

実測940gと、もっとも軽かったです。持ち手は滑らかな金属製だが、しっかりと保持できます。

【使い勝手】4点

軽くて、操るのはラクだが、縁の角度が緩めで、炒めものをあおる際はやや飛び出がちです。

 

【エントリーNo.03】佐藤商事 匠 鉄製フライパン

 

細かな凹凸をつけることで、コゲつきを抑えたマグマプレートを採用。ロゴが刻印された木製の持ち手を備えます。実売価格3858円(26cm)。

【コゲつきにくさ】5点

柳宗理 鉄フライパンと同素材だけあり、こちらもコゲつきはありません。洗うのも実に手軽です。

【軽さ】3.5点

実測1193gと最重量。太い持ち手でしっかり握れるのはよいのですが、女性にはやや重いかも。

【使い勝手】4.5点

深めの形状なので、中華鍋的にあおって炒めるのはもっともやりやすい。万能さを感じました。

 

【鉄製フライパン大賞】柳宗理 鉄フライパン

総評 錆びにくさでは互角も総合力でリードした

生麺を野菜とともに炒めて焼きうどんを作るという高難度なコゲつきにくさのテストを行いましたが、従来の鉄製フライパンと比較すると、いずれもコゲつきは少なめでした。どの項目でも優秀だったのが、柳宗理鉄フライパン。

 

「これまでの鉄の常識を覆すほど、コゲつかず、扱いやすく、お買い得です」(高橋さん)