先月26日、青瓦台(大統領府)で少子高齢化に関する懇談会を開いた文大統領=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国世論調査会社のリアルメーターが1日発表した調査結果によると、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率は前週より1.4ポイント下がった68.5%だった。不支持率は0.1ポイント下落の25.0%。

 調査は先月26〜29日、全国の成人2007人を対象に実施された。昨年5月に就任した文大統領は就任した年の最後の調査で7割近い支持率を維持した形だ。

 文大統領の支持率は、中部・堤川で29人が死亡したビル火災や大統領秘書室長の中東派遣などを巡る疑惑拡大から先月26〜27日の調査で67.7%まで低下。旧日本軍慰安婦問題を巡る2015年末の韓日合意や南北経済協力事業の北朝鮮・開城工業団地の操業中断という朴槿恵(パク・クネ)前政権が進めた政策の検証結果発表を受け28日には69.0%に上昇し、文政権発足後初の特赦が実施された29日には69.3%まで上がった。

 月別では文大統領が就任した昨年5月が82.0%で最高。8月までは70%台を維持したものの、北朝鮮が6回目の核実験を実施して以降、9月と10月はそれぞれ68.0%と初めて70%を割り込んだ。トランプ米大統領が来韓したほか、悪化していた韓中関係回復への期待が高まった11月には71.2%まで持ち直した。

 一方、政党の支持率は与党「共に民主党」が50.3%でトップを守った。野党は保守系「自由韓国党」が16.8%、中道系「国民の党」が6.2%、革新系の少数党「正義党」が5.7%、保守系「正しい政党」が5.6%だった。